【入社式訓示】資生堂 魚谷社長、新たな感性と発想力を最大限に活かそう

週刊粧業 2018年4月9日号 10ページ

【入社式訓示】資生堂 魚谷社長、新たな感性と発想力を最大限に活かそう
 資生堂は「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」の実現をめざしています。

 2018年は、2014年からスタートした中長期戦略「VISION 2020」の第2フェーズとして、「成長加速の新戦略」の実行期間と位置づけた新3カ年計画の初年度にあたります。そして今、2020年を超えて、その先の2030年に向けて、資生堂を世界で最も信頼される会社にしていきたいと考えています。

 当社のミッションは「美しい生活文化を創造する」ことです。美には、人々を励まし、笑顔や喜び、幸せを与える力があります。現在、世界中のあらゆる人々の美の価値観は多様化しています。わたしたちはさまざまな美の考え方に共感し、新しい価値を生み出していこうとしています。

 この美を実現するために商品を生み出し、サービスを届けるのはすべて「人」です。一人ひとりの社員の人間力が大切となります。性別、年齢、国籍、キャリア、多様な価値観や文化など異なる人たちによる意見や柔軟な発想が、新たなイノベーションの創出につながります。

 つまり、「個」の力こそが会社の活力の源泉であり、社員の個性と多様性は資生堂の大きな強みです。皆さんの新たな感性と発想力を最大限に活かしてください。

 1872年、東京・銀座に創業した資生堂は、今年で146年を迎えます。今日に至るまで、大きな経営危機や環境変化に、先人たちが英知を傾け多大な努力と情熱を注ぎ乗り越えてきました。これから2030年までの間には、ますますグローバル化が進み、かつて経験したことのないほどの変化が起きているはずです。

 みなさんには、その変化に柔軟に対応できるようなアンテナを張り、立ち向かう意欲とエネルギーを高めてほしいと思います。日々の業務に集中して取り組み努力を重ねることで、キャリアは切り拓かれます。失敗を恐れず、何事にも挑戦してください。

 日本にあっても常に世界を意識し、世界中の資生堂の仲間とともに、それぞれの分野においてグローバルに通用するプロフェッショナルになってください。資生堂の未来を一緒につくっていきましょう。
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