ブラン、互いに手を携えフレグランスの啓蒙活動を

週刊粧業 2018年4月16日号 23ページ

ブラン、互いに手を携えフレグランスの啓蒙活動を
 フレグランスアドバイザーMAHOこと山田麻穂氏はフレグランスのPRやセールスといった方面で活躍している。

 「最近の傾向として、ファインフレグランスでは、『イヴ・サンローランモンパリ』のヒットを機に、法規制などの香料事情に配慮しながら現代の解釈を加えたシプレー調の香りが再び注目され、今春は『クロエノマド』『グッチギルティアブソリュートプールフェム』『フローリスシプレ』が話題になった」

 ティーやリキュールなどバリエーション豊かなグルマン調の香りも人気で、それらの素材とリンクしたメニューをカフェやバーなどで提供し、製品にも興味を持ってもらうと同時にインスタグラムなどのSNSで拡散してもらうコラボレーションイベントが盛んだ。

 親近感のある香り素材から興味を持った人に店頭へ足を運んでもらうのが最終的な狙いだ。



 ファインフレグランスは、売場が限られていることから増加する商品数に比例した変化はみられないが、バラエティショップやドラッグストアで展開するマスブランドは新規出店やインバウンド効果もあって売上が大きく伸びている。

 海外に目を向けると、ヨーロッパのブランドが中東からアジアで共感できる香りづくりを始めた。

 「例えば、今春にジバンシイが発売した『リヴイレジスティブルブロッサムクラッシュオーデトワレ』(写真)のように、アジア人にも受け入れやすい軽やかな香りにこだわるようになったことは興味深い。日本人など香りにデリケートなユーザーに好まれる質感に仕上げており、つけた後にアジア人がジャストフィットできる香りに仕上げている」

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