Dear Laura、顧客に寄り添うオーダーメード開発

週刊粧業 2018年4月16日号 12ページ

Dear Laura、顧客に寄り添うオーダーメード開発
 Dear LauraにR&D部が発足してから1年。同社の強みを生かしたOEM戦略を、高橋悠介R&D部次長に尋ねた。

 ――R&D部の現状をお聞かせください。

 高橋 2018年4月に理系の大卒女性2名が入社し、総勢5名体制となった。

 新入社員には早速、自社のネールカラー製品の開発に携わってもらう予定だ。

 自分が処方した商品が店頭に並ぶ体験を通じ、意欲的に業務に取り組んでほしい。

 ネールカラーとふたえ形成剤は馴染み深さに個人差があり、開発の際には顧客と感覚を共有するのが難しく、言葉を尽くして要望をくみ取るよう心がけている。

 このため、他社を含めた製品の使用感を言葉に表し、お客様のニーズや要望を引き出しながら、当社ができることを伝えて「共感」を得ることが重要である。

 今回の増員により、よりきめ細かな対応で顧客に寄り添い、オーダーメード的な開発に取り組んでいきたい。

 ――企画部に意見を求めることはありますか。

 高橋 企画部は製品に対する厳しい目を持ち、自社製品は企画部を通過する必要がある。R&D部にとって研鑽の場となっているので、OEM案件に活かせそうだ。

 また、新規性の高い原料を既存処方に取り入れて商品の新規性を出していきたい。ネールカラーやふたえ形成剤に特化した新原料を提案いただく機会は少ないので、ヘアケア、スキンケアの要素を取り込んだ商品開発を進めている。

 ――今後の展望をお聞かせください。

 高橋 容器や用途を含めた総合的な商品プロデュースを目指す。

 弊社がつくる製品は目元や指先といった大切なパーツを彩るものであり、その重要性を再認識してもらい、市場の活性化につなげていきたい。
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