第8回化粧品開発展、最新技術集う商談展として進化

C&T 2018年3月15日号 60ページ

第8回化粧品開発展、最新技術集う商談展として進化
 リードエグジビションジャパンは、1月24~26日の3日間、幕張メッセ(4~7ホール)において、「第8回化粧品開発展」(COSME Tech 2018)(以下、開発展)と「第6回国際化粧品展」(COSME TOKYO 2018)(以下、化粧品展)を同時開催した。

 今年は、従来の東京ビッグサイトではなく幕張メッセへ会場を移しての開催となり、出展社数709 社、出展国数30カ国、来場者数2万2114名となった。

「国際ビューティ&ヘルスWeek2018」へ進化
健食や美容グッズなども集まる総合展示会に

 昨年は2万4812名が来場し、今年については、主催者側は「今年は海外来場者の増加を見込み3万名を突破するのではないか」と期待を込めて語っていたが、予想した人数には届かなかった。

 しかし、出展社側は「密度の濃い商談ができた」「初出展だが、新規取引先となりそうな出会いがあった」など高い評価も挙がっている。

 今回、商談を念頭に置いた展示会として、過去開催時に実施していた「商談マッチングサービス」を復活させ、商談展としての色を濃くした。

 また、開発展・化粧品展をより一層盛り上げるため、健康食品やサプリメントを対象とした「国際健康食品・美容食品EXPO」と美容グッズに関する「ヘルス&ビューティグッズEXPO」の2つの展示会を新たに開催し、「国際ビューティ&ヘルスWeek2018」として4展示会で780社を超える出展社を誘致した。

 出展社はこの日ために最新の研究データや処方を揃え、来場者へアピールした。異業種から商機を見出して初出展した企業も多く、化粧品業界に新たなソリューションをもたらすことが期待されている。

 最新技術は、処方や新原料だけの話ではない。「売り方」も進化している。ネット通販の台頭とスマートフォンの普及により「マルチチャネル」から「オムニチャネル」へと販路が発達し、商品の買い方に多様化が生まれた。

 また、VR(バーチャルリアリティ)技術の出現も今後の売り方に大きな影響を与えることになるだろう。開発展では、こうした未来の売り方に対応した技術を紹介した企業も見られた。
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