日本色材、2018年2月期は増収減益

粧業日報 2018年5月7日号 3ページ

日本色材、2018年2月期は増収減益
 日本色材工業研究所の2018年2月期連結業績は、売上高が前期比3.9%増の103億9500万円、営業利益が19.2%減の6億4600万円、経常利益が12.1%減の6億3400万円、当期純利益が3.8%減の5億1200万円となった。

 主力のファンデーションを筆頭に口紅、ライナー・マスカラの受注量が増加したことに加え、フランス事業の医薬品・医薬部外品関連が好調に推移し、5期連続の増収を達成した。一方の利益面では、つくば工場の2期拡張工事に伴う減価償却費などの付帯経費増に加え、生産要員の確保や外注活用などの増産対応が収益を圧迫し、減益となった。

 国内(日本色材単体)は、売上高が3.6%増の87億700万円、営業利益が18.5%減の5億4900万円だった。つくば工場が2期拡張工事を終えて昨年5月から稼働しており、大手メーカーによるメーク製品のアウトソーシング需要拡大の追い風を受け、出荷数量が過去最高を更新した。

 フランス子会社のテプニエ社は、売上高が0.9%増の17億5000万円、営業利益が10.3%減の1億300万円だった。主力の医薬品・医薬部外品受託は好調に推移し、売上高は期初計画を上回る水準を確保したものの、化粧品事業の大型案件が次期に繰り延べとなった影響により、営業利益はマイナスとなっている。

 今期の連結業績見通しは、売上高を前期比9.3%増の113億6500万円、営業利益を32.0%増の8億5300万円、経常利益を25.0%増の7億9200万円、当期純利益を7.9%増の5億5300万円としている。

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