ライオン2018年第1四半期決算、増収大幅増益

粧業日報 2018年5月14日号 1ページ

ライオン2018年第1四半期決算、増収大幅増益
 ライオン(濱逸夫社長)の2018年第1四半期決算(1~3月)は、今期からIFRS(イファース、国際財務報告基準)を適用したことにより、固定資産売却益が営業利益に組み込まれるなどで増収大幅増益となった。

 日本基準では、ライオンパッケージングの市原工場(千葉県市原市)を閉鎖し、ライオン千葉工場に集約したことによるグループ内取引の減少などで従来の営業利益に相当する事業利益はやや減益となった。

 売上高は1.7%増の793億7300万円、営業利益は69.5%増の112億1000万円、四半期利益は104.2%増の92億5100万円となった。なお事業利益(日本基準による営業利益)は7.7%減の59億6000万円となっている。ちなみに日本基準によると売上高は3.0%増となる。

 売上総利益率は2.2P減の48.8%とやや低下したが、販管費比率は1.4P減の41.3%と良化している。この結果、営業利益率は5.6P増の14.1%と収益性は大幅に向上した。

 営業利益増減の要因は、増益では、販促費・宣伝費など競争費用の減少で11億円、原価・物流などのトータルコストダウンで4億円の計15億円、減益では、商品構成の変化による荒利益率低下で7億円、原材料価格の上昇で7億円、国内外の人件費上昇で6億円の計20億円となっている。これに固定資産売却益の51億円が増益要因となり大幅増益につながった。

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