東洋新薬、三相乳化は思い出深い案件

週刊粧業 2018年7月9日号 59ページ

東洋新薬、三相乳化は思い出深い案件
 企業の「顔」といえるホームページに、東洋新薬は「産学連携の取り組み」「行政との連携・貢献」を盛り込んでいる。一見しただけで、外部資源との関係性づくりに意欲的な横顔を見て取ることができる。

 髙垣欣也専務取締役に話を伺った。

 ――沿革をたどると、外部と協調してきた事例の多さに驚かされます。

 髙垣 もともとファブレス企業だった当社は、多くの企業さまや先生方のほか、大学や地方自治体と組ませていただいて成長して来られた。

 そうした助けがあったからこそ、今があると思っている。

 創業20周年を超えて21年目に入った当社は、ここ5年間で売上が伸びてきた。時期を同じくして、かつてはジョイントへ当社側からラブコールを送る一方だった地方自治体さまから、反対にお声掛けをいただくケースが出てきた。

 これは外部と組ませていただく際、当社ばかりが良い思いをしようとは決してせず、お互いのメリットを追求してきた成果なのかもしれない。

 外部との接し方が洗練されてきたのだとしたら、非常に大事だと思う。

 ただ、かつては外部へ面談を求めても会っていただけなかった。地道な活動が現在の評価につながり、知っていただく機会も増えたと感じている。

 ――外部の力を借りて得た恩恵のうち、現時点で最も思い出深い案件は何でしょう。

 髙垣 それには三相乳化を挙げる。神奈川大学の特許技術により、実に多くの商品をさまざまな販路に送り出すことが叶い、今後へ期待も大きい。 

 当初、三相乳化とは界面活性剤を使わない乳化方法と聞いて驚き、当惑しながら当社も開発に参画した。エピソードとして、まだ記憶に新しい。
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