バルクオム、データ活用で施策改善・収益機会拡大へ

週刊粧業 2018年7月2日号 31ページ

バルクオム、データ活用で施策改善・収益機会拡大へ
 男性化粧品ブランドを展開するバルクオムは、自社ECでの通販、店舗への卸売、Amazonでの販売を進め、数年で急成長を遂げている。

 同社が重視するマーケティング戦略の背景には、自社ECや広告、SNSなどから導き出されたビッグデータがあるという。

 施策改善と収益機会を拡大する上で、重要な要素になっているビッグデータの現在の状況と将来的な見通しについて、鈴木健彦取締役CMOに話を伺った。

 ――現在活用されているビッグデータについてお聞かせください。

 鈴木 当社は、自社ECの基本である「オンライン購買データ」に加え、「コールセンターのデータ」「Webサイトのアクセスデータ」「デジタル広告データ」「SNSアカウントのデータ」の5種類のオンラインデータを主に活用している。これらのデータを活用し、売上向上に役立てている。

 各データは創業当初から収集はしていたが、活用する前に細かくデータ分析を進め、2年ほど前から改善施策の材料として役立て始めた。

 まず「コールセンターのデータ」では、自社ECの90%を占めているサブスクリプションサービス(定期通販コース)を解約する際にお客様から理由を伺い、定性・定量データとして収集・分析し、対応する施策を打ち出すことで解約者の減少につなげている。

あと74%

週刊粧業の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > バルクオム、データ活用で施策改善・収益機会拡大へ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop