ポーラ、膨大な肌データを製品開発に活用

週刊粧業 2018年7月2日号 29ページ

ポーラ、膨大な肌データを製品開発に活用
 ポーラは、1989年に誕生したブランド「アペックス(当時はAPEX―i、2014年以降APEX)」にて、「肌のビッグデータ」を活用している。

 まだビッグデータという言葉もなかった頃から収集が始まった肌のデータは累計1750万件にものぼり、「アペックス」では、これらの膨大なデータから導き出した独自のアルゴリズムを活用して、一人ひとりの肌に合った化粧品を導き出しているという。

 アペックスブランドマネージャーを務める菅千帆子氏に、ビッグデータを活用しているブランドならではの「アペックス」の特長について伺った。

 ――御社では、どのように「肌のビッグデータ」を活用されていますか。

  当社では、肌の特性は一人ひとり異なるということに従来から着目している。現在では当たり前になっている肌性タイプ別の化粧品を初めて発売したのも当社だった。

 女性一人ひとりの肌の違いに対応し、全ての女性の肌を綺麗するには、肌に直接聞くのが一番だという考えのもと、研究員が北海道から沖縄まで、それぞれの地域にお住いの方の肌を分析していった。こうして集まったのが当社初のビッグデータだった。

 この調査の結果、同じ都道府県内でも肌の傾向が異なるなど、一人ひとりに合った化粧品を作るには、年齢や肌悩みといった単純な分類ではなく、より細分化したデータが必要だと気づいた。

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