アルビオン、アナスイの20周年祝し巡回展を開催

　アルビオンは7月13日、アナスイコスメティックスの事業開始20周年を祝して「THE WORLD OF ANNA SUI」展を開催（7月14日～8月26日、11時～20時）するのに先駆け、内覧会・レセプションパーティを行った。

　同展は、イギリス・ロンドンのFashion and Textile Museumで2017年5月～10月に開催された「THE WORLD OF ANNA SUI」の世界初の巡回展として開催するもの。ニューヨークから世界のファッション界に躍り出たアナ・スイ氏個人の奇抜で実験的なアプローチを、創作過程・コレクション・室内装飾・コラボレーションの4部構成により、デビューから現在に至るまでの彼女のクリエーションの軌跡をたどる形式をとっており、1991年のデビューから現在に至るまでのコレクション約100点以上と、アナスイコスメティックスのプロダクトヒストリーを数々のコスメとともに振り返る。

　主催者を代表して挨拶した小林勇介常務取締役国際事業本部本部長は、「アナスイコスメティックスは1998年8月20日、新宿伊勢丹に1号店をオープンした。当時、メーク品の多くが黒系のシンプルなデザインに終始する中、小林章一社長がアンティークでありながらもアバンギャルドなアナ・スイさんの世界観に惚れ込み、是非ともコスメの世界にこの世界観を導入して業界を驚かせたいという思いで事業をスタートした。特に、花柄のデザイン缶や蝶のついたハンドミラー、ラメのネールが人気を博した。20周年を迎えるにあたり、アナスイというブランドらしく何か盛大なことがしたいと考えていた折、ロンドン展に赴き、圧巻の雰囲気に魅了され、ファッションと一緒にコスメの20年間の歴史を振り返るイベントを是非日本でも行いたいと考えた。展示会場のすぐそばの六本木ヒルズアリーナでは、アナスイの限定ショップもオープンする。20周年を迎えるにあたり原点に帰ると、アナスイの最初のブランドテーマ『COSMETICS with THE MAGIC WORDS』（もっと好き勝手にもっと楽しく弾けるコスメのおまじない）に行き着く。20周年を機に、アナスイというブランドのマジックを市場に再発信し、もっと多くのお客様にブランドの魔法をかけ、ブランドに惚れ込んでもらうという決意のもとに、一からお客様に魔法をかけていきたい」と述べた。

　続いて、オープニングに合わせて来日したアナスイ氏は、「20年前に初めて日本に来たと思えないぐらいあっという間に時が過ぎた印象だ。アルビオンとコラボレーションするにあたり、単なる化粧品というプロダクトではなく、アクセサリーの一部になるような素敵な商品をつくるということで意見が一致した。子どもの頃からコスメの容器やマガジンの切り抜きなど綺麗なものを収集するのが好きだったので、デザイン性にこだわったものをプロデュースできるようになった時はとても嬉しかった。パッケージングには、ビクトリア調やロックスタイル、蝶やバラといった私の好きなモチーフがふんだんに使われており、ファッションと同じような情熱を化粧品にも込めて1つ1つ作り上げている」と語った。

　なお同社では、アナスイコスメティックスの20周年を記念して、20周年のお祝いムード満載のアナスイを体験できるブース「ANNA SUI COSMETICS SHOP」（7月14日～8月19日、11時～19時30分）を東京・六本木で開催される大型夏イベント「テレ朝夏祭り」会場内（六本木ヒルズアリーナ）に出店しており、ここでしか買えないオリジナルグッズを販売している。