マンダム、ルシードから新製品、ミドル男性のケア意識を底上げ

粧業日報 2018年8月8日号 4ページ

マンダム、ルシードから新製品、ミドル男性のケア意識を底上げ
 マンダムは8月27日、ミドル男性向け化粧品ブランド「ルシード」より、エイジングケア処方を採用したスタイリング剤「ルシード ヘアワックス」(全4種各80g800円)を発売する。

 ヘアワックスは、男性のスタイリング剤で最も選ばれている剤型で、市場構成比約3割を占めている。メイン購買層である35~44歳のミドル男性の、髪が細くなった、ボリュームが出ない、パサつく、白髪が気になるなど様々な髪質変化の悩みに対応するヘアワックスをシリーズ提案し、市場活性化につなげる。

 同社の研究によれば、40代を中心としたミドル男性の髪質は、年齢にともない、髪が細くなる、ハリ・コシが低下しボリュームが出にくくなるといった変化が現れる。そのため、今までと同じヘアワックスを使い続けても、思い通りのスタイリングができなかったり、スタイリングが持続しにくくなったりするという。

 「ルシード ヘアワックス」は、シリーズ共通成分として浸透性アミノ酸を配合することにより、髪の内側から弾力を与え、ハリ・コシをアップさせ、若々しく清潔感のあるヘアスタイルを実現する。

 ムラ付きを防いで細髪のスタイリングも長時間持続する「ヘアワックス スーパーハード」、軽い使用感でふんわりボリュームのあるスタイルをキープする「同 ボリューム&ハード」、毛先までまとめながらハードなスタイルをキープする「同 まとまり&ハード」、30代後半から40代にかけて気になり始める「ちらほら白髪」を手軽にカバーする「白髪用ワックス グロス&ハード」の4種類をラインナップした。

 また、放置時間わずか3分で使うたびに白髪が目立たなくなる「ルシード スピーディカラーリンス」(ナチュラルブラック/ダークブラウン、全2色各160g900円)も発売する。

 「髪がよく染まり、肌は染まりにくい」特性をもつ染料を新たに配合し、従来品よりも染料を高配合することが叶った。また、染色を妨げないコンディショニングポリマーを配合し、髪をいたわりながら高い染色力を保持する設計になっている。染める時間の短縮と染色力を保持する2つの新技術で使用満足度の向上につなげた。

 スキンケアシリーズからは、ベタつくのにカサつくといったミドル男性特有の肌悩みに着目した2種類の洗顔料を同日より発売する。

 同社の調べでは、男性向け洗顔料市場は拡大傾向にあり、その中でも40代男性の購入者の割合が増加しているという。その要因について、同社は、肌変化へのスキンケア行動として、40代男性の約7割が「洗顔料を使い始める」「洗顔料を変更する」といったように洗顔行動を変えており、洗顔料をエイジングケアの第一歩と捉えていることを突き止めた。

 年齢とともに気になる様々な肌変化をケアする「ルシード トータル泡洗顔」(150mL・550円、詰替用130mL・380円)と、特にアブラやベタつきが気になる男性をターゲットにした「同 オイルクリア洗顔フォーム」(130g380円)の2種類を提案し、洗顔料から男性のスキンケア意識の底上げを図る。
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