ポイントピュール、ヒト幹細胞エキスのOEMに照準

週刊粧業 2018年8月27日号 10ページ

ポイントピュール、ヒト幹細胞エキスのOEMに照準
 ポイントピュールの大道敦社長はこのほど、2018年6月期決算で過去最高売上を更新したことを明らかにした。

 2001年の設立から17年間、沖縄の離島という立地のハンデをむしろメリットとして活かし、着実に前進してきた成果だった。

 対岸では、顧客企業の業績も好進捗している。 
 
 ――待望だったヒト幹細胞エキスの反響や引き合いはいかがですか。

 大道 まだ多いとはいえない。ただ、国内培養を待っていたお客様が少なくないことは化粧品開発展の段階で掌握できていた。

 現在、試作が進行している販売先から成功事例が出ると、静観していたメーカーの出方が変わってくるかもしれない。

 今回はほかでもなく、私自身が2017年12月からモニターとしてヒト幹細胞を試している。実際、先日は沖縄の炎天下で野球大会を戦ったが、日やけをしても回復が明らかに速い。

 同素材は公的機関による安全性を立証するデータを取得しているほか、リポソーム化と白金ナノコロイド化で応用の横幅を広げている。

 また、ヒト幹細胞は9月に開催する「ダイエット&ビューティーフェア」に向けて自社ブランド「Ryuspa」から新ブランドとして打ち出し、高配合のマスクや美容液などの3点セットで店頭の展開イメージを描いていただきやすくする。

 ――さらに、同展では脇を固める目玉商材が見られますか。

 大道 当社の看板 海洋深層水のイオン化で3月からテストを重ねてきた。ずっと様子を見てきた結果、このほど口紅や皮脂汚れの剥離作用がある特殊な水ができた。全成分表示は「水」のみになりそうだ。体験したらオイルクレンジングが面倒になってしまうかもしれない。これを展示する。

 このほか、深層水と引き締め効果が期待できる原料を合わせたリフトアップ商材も新規で提案していく。

 ――好況を受け、どう対応していきますか。

 大道 ここ数年は受注ベースで20~30%増しになっている。ライン増設をしなければならない。
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