1975年の創業で、化粧品OEM・ODMを軸に原料販売や容器製造なども手がけるホシケミカルズでは、約40年前から健康食品のOEM・ODMも展開し、中でもマリンプラセンタを配合したエイジングケア訴求のドリンク・ゼリーODM「キレイレシピ」シリーズ(写真)が近年、国内外で好調に実績を伸ばしているという。
同シリーズでは、北海道産鮭の卵巣膜から抽出・精製した特許取得原料「マリンプラセンタ」の原末をドリンク1本・ゼリー2本にそれぞれ250g配合している。
マリンプラセンタは、髪の毛やコラーゲンを生成するアミノ酸の含有量が馬や豚の胎盤由来プラセンタに比べて高く、豚由来との比較でアミノ酸含有量が1.5倍に相当するという。
マリンプラセンタはアミノ酸だけでなく、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など33種類の美容成分を含有し、原料ベースでシワや肌弾力の改善といったエイジングケア効果が確認されている。
「キレイレシピシリーズは7年前からODMの提案を開始し、鮭卵巣膜を高い精製度で抽出しているため、プラセンタドリンクにありがちな動物臭がなく、飲みやすくて美味しいと高い評価を得ている。ここ2~3年は国内だけでなく、中国を中心に海外での輸出が拡大している。今後は、アジア圏の輸出に関するレギュレーションの豊富なノウハウを活かし、海外展開をスムーズにサポートしていく」(平地氏)
「睡眠+美容」を訴求した
サプリメントODMも好調
同社では、昨年から良質な睡眠を導くリラックス効果に加え、美容効果にも着目したサプリメント・ゼリーのODM提案を開始し、これまでにかけて順調に引き合いが高まっているという。
良質な睡眠を導くリラックス効果では、アミノ酸の1種で起床時の疲労感や眠気の軽減をサポートする「L‐テアニン」と、睡眠改善作用や睡眠改善による疲労回復効果が確認されている沖縄県産アキノワスレグサをエキス化した「ヒプノカリス」の2原料を配合している。
この基本処方に、プロテオグリカンや植物プラセンタなどの美容成分を組み合わせ、「ターゲットやブランドに合わせてイメージ成分や訴求する美容成分をカスタマイズすることが可能」(平地氏)で、サプリメントは10万カプセル、ゼリーは3万包を最低ロットとしてODMを提案している。
「化粧品OEM・ODMを手がける当社だからこそ、化粧品と親和性の高い美容視点の健康食品を得意としている。既に展開しているブランドのイメージを崩さず、顧客単価を上げる内外美容の提案として、既存のお客様から引き合いが高まっている」(平地氏)