生理用品、単価アップが市場拡大の鍵

週刊粧業 2018年9月24日号 1ページ

生理用品、単価アップが市場拡大の鍵
 2017年の生理用品の市場規模(当社推計)は、前年比98%の1142億円(生理用品売場の軽失禁含む)となった。

 カテゴリー別にみると、ナプキンは前年比4%減の約739億円、パンティライナーは前年比2%減の約161億円、タンポンは前年比5%減の約68億円、生理用ショーツは前年比5%減の約21億円、軽度失禁市場(生理用品売場のみ)は前年比8%増の約153億円となり、軽度失禁市場のみが伸長を遂げている。

汎用品からのランクアップを促進
商品単価の引き上げで市場拡大へ

 生理用品市場は、対象人口の減少や商品単価の下落などが原因で前年割れが続いている。少子高齢化に伴い、対象人口は今後さらに減少していくと予想されることから、市場規模を維持・拡大してしていくには、高付加価値商品の使用を促し、商品単価を上げていくことが重要となる。

 こうした状況下でメーカー各社は現在、消費者が明確に価値を認識できるような高付加価値商品を開発し、汎用品との差別化を図っている。

 実際、吸収力が高くモレないという「安心感」、肌トラブルが起きにくい「肌へのやさしさ」、ごわつかない「快適な着け心地」を重視する生活者が多いことを踏まえ、「安心」「肌ケア」「快適」カテゴリーの商品開発に各社とも注力している。

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