ライオン、「トップハレタ」使用による洗濯負担軽減を確認

粧業日報 2018年10月3日号 4ページ

ライオン、「トップハレタ」使用による洗濯負担軽減を確認
 ライオンファブリックケア研究所は、青山学院大学理工学部 野澤昭雄教授と共同で、洗濯工程の中の「洗濯物をたたむ工程」「洗濯機から取り出す工程」の生理・心理状態や行動を科学的に解析した。

 その結果、「トップ ハレタ」を使用した洗濯行動では、「カラッとふっくらした仕上がりがたたむ作業の心理的ストレスを低減すること」「洗濯物が絡みにくいため取り出す作業の身体的負担を低減すること」がわかった。

 同社ファブリックケア研究所では、「トップ ハレタ」のいつでもカラッと乾いてふっくらした「晴れ干し触感」に仕上がる特長が、どの程度、洗濯時の身体や心理状態に影響を及ぼすのかについて調査すべく、今回、20~50歳代の成人女性22名を対象に、洗濯工程の中の「洗濯物をたたむ工程」「洗濯機から取り出す工程」の生理・心理状態や行動を科学的に解析することにした。

 研究では、従来洗剤と「トップ ハレタ」でそれぞれ洗濯処理を行い、部屋干しにて乾かしたバスタオル各20枚を、椅子に座った状態で机の上で1枚ずつたたむ行動を行い、行動中の生理評価と心理評価を行った。

 鼻部皮膚温度を用いた生理評価によると、「トップ ハレタ」で洗濯したタオルは、従来洗剤と比べ、たたみ工程中の交感神経系の活動を抑制し、ストレスを軽減していることが示唆された。

 次に、心理状態の変化を評価するために、緊張・抑うつ・怒り・活気・疲労・混乱の6因子が同時に測定できるテストである気分尺度(POMS)評価を行ったところ、「トップ ハレタ」は従来洗剤と比較して「緊張-不安」因子が有意に低減しており、疲労感の増大を抑制していることが示唆された。

 今回実験に使用したタオルは、大きさも重さも同じであり、行動計測結果(畳み時間、筋電位)では両者で差が見られなかったことから、同社ではこのストレス軽減効果は「トップ ハレタ」の作用である「晴れ干し触感」によるものと考察している。

 続いて、長袖、長ズボンバスタオル、フェイスタオル、綿肌着約4.5kg分を、従来洗剤と「トップ ハレタ」で洗濯処理し、立った状態で利き手のみを用いてタテ型洗濯機から1枚ずつ取り出し、かごに入れる動作を行い、行動解析を行った。

 その結果、「トップ ハレタ」を使用すると、洗濯物の取り出しの時間が短くなり、非利き手の移動量や僧帽筋の筋力負担が少ないという結果が得られた。

 このことから、従来洗剤よりも「トップ ハレタ」の方が両手を使わず片手でも洗濯物が取り出しやすい状態であることがわかり、「トップ ハレタ」を使うことにより身体的作業負担が少なくなることがわかった。

 以上の研究結果は、「第20回日本感性工学会秋季大会」(9月4日~6日)で発表している。
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