ポイントピュール、「オーガニック」を提案の核弾頭に

週刊粧業 2018年10月1日号 11ページ

ポイントピュール、「オーガニック」を提案の核弾頭に
 近年は外国人スタッフを採用するなど、商機を捉えた海外ビジネスへ体制を強化してきたポイントピュールが、ここへ来て外国の新規取引先との接点を重ねている。

 このほど出展した「ダイエット&ビューティーフェア2018」で、ブースに立った同社の大道敦社長は「『メイド イン ジャパンを取扱いたい』という海外のお客様が来ている」と述べ、他国から関心が注いでいることに好感触を示していた。

 競合を横目に、アジア系メーカーが同社へ関心を寄せる理由について、大道社長は「沖縄が持つイメージが良いという。自然の美しさなど地域が持つ魅力を、商品とともに打ち出したいという声がある」と説明している。

 ただ、同社長は現時点で持ち合わせる海外向けメニューが万全であるとの確信はなく、今のままでは大手に勝てないと不安を隠さない。

 そこで、社歴に残る大仕掛けとして2017年から準備を始めた材料栽培から取り組むオーガニック路線を、「次年度はこれに懸けている」と海外提案の核弾頭に据えた。

 既に土壌規定の部分でJAS認定を取得し、トレーサビリティーが厳格なオーガニックコスメとして売り込むプランを練り始めているという。今後、台風シーズンが過ぎ去るのを待って畑づくりを次のステップへ進める。

 実際に稼働して以降、材料栽培まで網羅するオーガニック事業を大道社長は「畑を見せてぶつけていきたい。単なるメイド イン ジャパンではない」と位置づけている。

 これには、海外販路を持つ既存顧客を活性化したい狙いも込めている。
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