矢野経済研究所、2017年度の化粧品市場は全分野が伸長と予測

粧業日報 2018年10月15日号 3ページ

矢野経済研究所、2017年度の化粧品市場は全分野が伸長と予測
 1958年の創業で、日本の市場調査会社のパイオニアとして知られる矢野経済研究所は、これまで60年にわたって多岐にわたる国内産業の市場情報を蓄積し、さらには中国・ASEANを中心とした市場の調査分析にも精通している。

 ライフスタイル&ビューティーグループの浅井潤司部長に、国内化粧品市場の動向を聞いた。

 ――国内化粧品市場について、各カテゴリーの動向を教えてください。

 浅井 2017年度(2017年4月~2018年3月)の化粧品市場は、外国人旅行者によるインバウンド・アウトバウンド需要の取り込みが継続したことに加え、国内需要においてもプレステージ・高機能商品が好調に推移し、前年比3.0%増の2兆5450億円となった。

 内訳は、「スキンケア」が3.1%増の1兆1850億円、「メークアップ」が4.9%増の5752億円、「ヘアケア」が1.3%増の4451億円、「フレグランス」が2.4%増の303億円、「男性化粧品」が1.4%増の1209億円となり、5カテゴリー全てが前年実績を上回った。

 カテゴリー構成比で最も大きなウエイトを占めるスキンケアでは、特にシワ改善を訴求したアンチエイジング商品が市場を活性化した。

 ほかにも、時短ニーズの高まりを受けて、オールインワンタイプの多機能商品が好調に推移した。インバウンドでは引き続き、フェイスマスクへの需要が高い。

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