シンクタンクが分析する2019年の国内化粧品市場

週刊粧業 2018年10月22日号 58ページ

シンクタンクが分析する2019年の国内化粧品市場
 今回取材した各社の分析をまとめると、2017年の化粧品市場も引き続き、小売・卸・メーカーが一体となって訪日観光客向けの売場づくりや多言語対応カウンセリング、ギフトセットの販売などを強化したことでインバウンド需要の取り込みが進み、トータルではプラスで着地したとの見方で概ね一致している。

 今後は東京五輪に向けて訪日観光客のさらなる増加が予想され、インバウンド需要の継続的な獲得が進むとともに、日本で化粧品を購入した外国人に対するアウトバウンド需要の獲得も進むものとみられる。

 商品面では、「シワ改善化粧品」に代表されるような、医学的・科学的知見に基づいて開発された機能性を訴求するサイエンスコスメの投入が活発化している。

 また、定番の美白やメディカル発想の敏感肌対応化粧品に対しても消費者の関心が高い。さらに、現代のライフスタイルにおいて「時短」を訴求した商品も続々と投入されている。

 このほか、インバウンド需要を除いて近年、横ばいないし微増で推移していた市場において、高機能化が進む自然派・オーガニック化粧品の伸長が続いている。
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