ライオン・トイレ調査、既婚男性の『座ってする派』、6年間で1.5倍に拡大

2015年3月17日 19時08分

 ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)リビングケア研究所では、トイレットペーパーを使ってトイレまわりを気軽に楽しく「サッとひと拭き」できるトイレのふき取りクリーナー『ルックまめピカ』に関連して、トイレまわりの汚れについての調査と検証を重ねています。この度その結果を、『知らなきゃ良かったトイレの秘密シリーズ』と題し、数回にわたって発表していきます。

 第1弾では、トイレ汚れの主犯格“尿ハネ※1”に関して明らかになったトイレの秘密をご紹介します。

※1小用をした際に飛び散る、尿および尿とトイレの水が混ざった細かい水滴のこと

lion20150317_2.jpg


2. 着座スタイルでも油断は禁物!新たな尿ハネスポットは見落としがちな『便座裏』
女性では1回あたりの尿ハネが約 500滴にも上るという結果に。


 男性が座って小用をすることで、家庭のトイレは汚れにくくなったのでしょうか?当社の検証では、座って小用をすることで便器の外側に飛ぶ尿ハネはなくなるものの、便座の裏側には多数の尿ハネが付いていました。

 1回の使用で男性では約 200滴、女性の場合は約 500滴も飛び散っており、1日数回使用するだけでも、便座の裏にはかなりの尿ハネ汚れが蓄積していることがうかがえます。

さらに、男性が小用を座ってするようになると便座を上げる機会が減るため、便座裏の尿ハネに気付かず汚れを溜めてしまうリスクも高まっているのではないかと思われます。

lion20150317_3.jpg

3. 気温が高いほど尿からアンモニアが多く発生!初夏~秋はニオイが発生しやすい環境に。
暖房便座を使用の家庭は冬もニオイの発生リスクあり!

 飛び散った尿は菌によって分解されて強いニオイ(アンモニア臭)を発生します。実験により、尿から発生するアンモニアの量と気温の関係を調べました。

 lion20150317_4.jpgその結果、5℃の条件ではほとんどアンモニアが発生しなかったのに対し、25℃、37℃の条件ではアンモニアが発生し、その量は気温が高くなるほど多くなる傾向がありました。

 気象庁のデータ※によると、2014年の東京では 5月に平均最高気温24.7℃を記録し、9月の26.9℃まで25℃よりも高い水準が続きました。このことから、初夏~秋にかけて東京ではトイレのニオイが発生しやすい環境にあるといえます。

 また、最近普及が進んでいる暖房付き便座を使用した場合は、外気温が10℃を下回る条件でも便座裏の温度が20℃程度まで上がるため、冬でもニオイが発生しやすく、要注意です。

※国土交通省 気象庁観測データ/過去の気象データ検索発表参照
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=a2

lion20150317_5.jpg

お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop