①山の紫外線は過酷
夏山シーズン真っ盛りの7~8月にかけては、紫外線の強さも量も1年のうちでピークとなります。とくに、高度のある山は紫外線が平地よりも強い上に量も多く、標高が1,000m高くなるごとにからだに受ける紫外線量が10~20%もアップするとも言われています。また、山は頂上のように周囲に紫外線を遮るものが無い場所があったり、標高が高い山では夏でも万年雪が残っている場所もあるので、紫外線の照り返しにも注意が必要です。さらに、紫外線を多く浴びたからだは疲れやすくなるので、怪我や急な体調変化を予防するためにも、紫外線対策をしっかりして出かけましょう。
②事前にしっかり保湿ケア
乾燥した肌は紫外線の影響を受けやすいので、日頃から肌の乾燥を防ぐためのお手入れを心がけておくと安心です。レジャーの前日もしくは当日の朝に、シート状のマスクを使って肌にたっぷりの潤いを与え、コンディションを整えておくとよいでしょう。
③日中は万全な紫外線対策を
一日中屋外で過ごすアウトドアレジャーでは万全な紫外線対策が必要です。汗や皮脂に強く、紫外線防御効果の高い日やけ止めを選びましょう。最近では汗や水に触れると紫外線をブロックする膜が強くなる日やけ止めもあるので、汗を気にせず思いっきりアウトドアレジャーを楽しむことができます。
大切なのは商品ごとに決められた正しい使用量をムラなく塗ること。使用量を少なくしては効果が発揮されません。腕や足など面積の広い部位は手のひらを使ってまんべんなくなじませてください。鏡で見えない首の後ろや髪の生え際、耳の裏などは塗り忘れがち。うっかり日やけを防ぐためにも、細かい部分も塗り忘れがないよう注意しましょう。
また、唇もとても乾燥しやすく、日やけもしやすい部位なので、日やけ止め効果のあるリップクリームを塗っておきましょう。さらに、色つきだと顔も明るく見える上に、紫外線防御効果も高まるのでおすすめです。肌以外では帽子やサングラスなどもお忘れなく。
④アウトドアレジャーの時も肌を美しく見せたい
アウトドアレジャーとはいえ素肌に日やけ止めだけでは抵抗があるので、「肌を美しく見せたい」、「ファンデーションを塗ると化粧崩れが心配」と考えている女性も多いはず。そんな時は肌へのフィット感がよく、うっすら肌色で肌悩みを自然にカバーして肌をきれいに見せることができるBBタイプの日やけ止めを使うとよいでしょう。山でも浮かずナチュラルに仕上がります。さらに、常に紫外線が当たり続ける頬の高い部位には、パウダリーファンデーションの重ねづけをすると安心です。
ファンデーションを塗る際のポイントは、とにかく「薄く」「丁寧に」伸ばすこと。万が一崩れても周りに気付かせないよう、自然な仕上がりを心がけてください。日やけ防止効果を狙ってファンデーションを厚く塗ってしまうと、かえって化粧崩れが目立ちやすくなるので注意しましょう。