クロス・マーケティング、美容整形に関する意識調査アンケートを実施

近年では、『美容整形』に関する関心は高まり、実際に”整形”へ一歩踏み出す人も増えてきているようだ。

今回は、定量的な結果に加え、定性的に消費者の実態意識を探る、2つの手法を組み合わせ、『美容』全般と『美容整形』に関して調査した。

美容整形に至るまでの気持ちや、美容整形を行ったきっかけを明らかにすることで、“化粧品”から“美容整形”への一歩を踏み出すきっかけとはどのようなことなのかを探った。

【美容整形】に関する意識調査

『定量調査』
■調査方法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティングアンケートモニター)
■調査対象:全国18~39歳女性
■調査地域:全国
■有効回収数:12,997サンプル
■実施期間:2010年8月6日(金)~2010年8月10日(火)

『定性調査』
■調査対象:首都圏18~39歳女性美容意識の高い人、美容整形にネガティブでない人グループ
①:造形(目・鼻・顔の形)関連のプチ整形経験者(18~29歳)グループ
②:肌(ハリ・タルミ・美白・シミ)関連のプチ整形経験者(30~39歳)グループ
③:プチ整形未経験者&造形(目・鼻など)に興味が高い(18~29歳)グル―プ
④:プチ整形未経験者&肌(タルミ・シミなど)に興味が高い(30~39歳)
■実施期間:2010年8月25日(水)19:00~21:00
2010年8月27日(金)19:00~21:00
2010年8月28日(土)13:30~15:30、16:30~18:30
■グループ構成:各グループ6名/計4グループ
■実施場所:株式会社クロス・マーケティング内グループインタビュー専用ルーム

1)美容全般に関する意識と実態
・美容に関する悩み、1位「しみ」2位「くま」3位「くすみ」
・整形経験者は、未経験者に比べ肌悩みの種類が多く、美容への欲求が強い傾向

2)美容整形に関する意識と実態
“美容整形”は、「良いこと」24%、「良くないこと」31%。未経験者にとっては、“安全性”“痛み”“価格”“周囲の反応”等ネガティブイメージが強い。

2.1. 美容整形全般経験率
【定量調査】
美容整形の経験率は11%で、年代による大きな差はみられない。
経験したことのある美容整形の種類では、「レーザー」が最も高く、次いで「ピーリング」、「フォトフェイシャル」と、肌系のプチ整形が上位にあがる。

2.2. “周囲の人”の美容整形経験率
【定量調査】
周囲の経験者率が高い整形の種類は、「目(二重まぶた、目頭切開など)」と「肌(レーザー、しみとり、しわとりなど)」で、いずれも5%。

2.3. 整形までの検討状況
【定量調査】
実施前の相談は、「誰かに相談した人」は26%。肌系プチ整形経験者では、8割が相談せずに独りで決めている。
美容整形するまでの検討期間は、「~1週間」が31%で最も多く、1ヶ月以内が7割を占める。
年代で、大きな差はみられない。

3)「美容整形」利用の満足度
「レーザー」は、6割が満足。「しみ」「しわ」を短期間で改善できることに満足。“造形系プチ整形”は、メイクやアイプチでカバーしてきた手間の解消ができたことに満足。

3.1. “美容整形”満足度
【定量調査】
経験率が最も高い「レーザー」では、経験者の6割が満足。

4)今後の「美容整形」利用
利用意向、「絶対やりたくない」が4割。【肌系】利用意向者:33%非利用意向者:52%【造形系】利用意向者:16%非利用意向者:70%整形経験者の利用意向は、6割。リピート性を持つ市場か。

4.1. 今後の「美容整形」利用意向~定量結果~
【定量調査】
『肌系美容整形』は、利用意向者が33%、非利用意向者が52%。『造形系美容整形』は、利用意向者が16%、非利用意向者が70%。いずれも非利用意向者が、利用意向者を上回る。特に、『造形系美容整形』では非利用意向が高く、4割が「絶対にやりたくない」と回答。
年代別でみると、『肌系美容整形』の利用意向では、30~39歳が18~29歳を上回り、『造形系美容整形』では18~29歳が上回る。

5)今後の「美容整形」動向
65%が「美容整形」は増える。
「やや増えると思う」が5割を超え高く、「非常に増えると思う」(13%)とあわせると、65%が“美容整形する人が増える”と思っている。
年代で大きな差はみられない。

<美容整形に関する意識調査~定量調査&定性調査~調査概要>
■調査方法インターネットリサーチ
(クロス・マーケティングアンケートモニター使用)
■調査時期2010年8月
■地域全国
■調査対象18~39歳の女性
■有効回収数12,997サンプル
■設問数属性設問6問+本調査24問
■調査内容
□属性設問(性別、年齢、居住地、職業、未既婚、子どもの有無)
□ファッション・美容・生活に関する意識(5段階)
□メイクアップで使用するアイテム平日/休日(各MA)
□平日のメイクアップ全体/ベースメイク/アイメイクにかける時間(各SA)
□メイクアップ化粧品/スキンケア化粧品/その他(エステ、ネイルなど)1ヶ月の平均使用額(各SA)
□メイクアップ化粧品/スキンケア化粧品/その他(エステ、ネイルなど)を購入する店(各MA)
□美容に関する情報で参考にするもの(MA/3MA)
□顔の美容に関して悩んでいること(MA/SA)
□スキンケアとメイクアップどちらを重視しているか(SA)
□経験した/今後利用したい・リピートした美容方法(各MA)
□経験した美容方法の満足度(各5段階)
□経験したことのある美容整形の種類(MA)
□初めて美容整形を実施した時期(SA)
□美容整形を経験した回数(各SA)
□美容整形の満足度(各5段階)
□今後の美容整形実施意向(各SA)
□直近の美容整形実施時期(各SA)
□初めて美容整形を実施したときの理由(FA)
□美容整形実施までの検討期間(SA)
□美容整形実施の際の、他人への相談の有無(SA)
□他人への相談の内容(FA)
□美容整形のイメージ(各5段階)
□美容整形に対する思い(5段階)
□今後の美容整形をする人が増えるかどうか(5段階)
□周囲の人の美容整形経験率(各数値FA)

【調査データの販売】
クロス・マーケティングの運営するデータ販売サイト「Cross Shop」にて、本調査のローデータやGT表、クロス集計などを販売している。→http://www.cross-shop.jp/

★本件に関するお問い合わせ先★
株式会社クロス・マーケティング担当:大島
東京都中央区銀座8-15-2 銀座COMビル6F
TEL : 03-3549-0603 FAX : 03-3549-0232 E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp

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