第2回 「スキンケアとメイクでは節約意識は異なる!?」

 昨年、20~40代のアットコスメ会員に実施した調査で「ここ1年間で化粧品の買い方が変わった」「節約を意識するようになった」と実感している人が過半数を超えたことは前号でも触れた。彼女たちに起きている変化とはどんなものなのか、今回はもう少し掘り下げてご紹介したい。

 節約意識の表れ方は、スキンケアとメイクでは少し傾向が異なるようだ。

 スキンケアは、購入頻度は変わらないが、購入チャネルを変えたり商品価格帯を下げたという人が多い。チャネルを変えたという人に最も多かったコメントは「百貨店に行く機会が減り、DSまたはGMSで買うようになった」。

 「(現在使用している商品と)同じ効果や成分がうたわれていて、もっと安い商品に変えた」「クリームは奮発するが、他のアイテムは低い価格帯のものを買う」といった声も多く、彼女たちが単に低価格に傾倒しているわけではなく、商品や成分など何らかのこだわりを持ちつつ、上手に買い分け、使い分けをしている様子がうかがえる。

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山田メユミ

株式会社アイスタイル 取締役 CQO / コーポレート領域管掌

東京理科大学を卒業後、化粧品原料メーカー研究開発部を経て、化粧品メーカー商品開発部に勤務。在職中に趣味で始めた化粧品のメールマガジンへの反響をもとに、化粧品クチコミサイト「@cosme(アットコスメ)」を立案し、99年12月に@cosmeオープン。2000年より株式会社アイスタイルに正式参画し、同社取締役@cosme主宰兼CCO(最高コミュニティ責任者)として活躍。その後、アイスポットの社長となり、現在に至る。その他、イベントや業界セミナーなどで、消費者動向や化粧品トレンドに関する講演活動を多数行っている。

http://www.istyle.co.jp/

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