第11回 「女性誌ですら女心をつかんでいないのが現状」

 11月になってから、売り上げアップのために物販を強化したい女性誌と、通販カタログのリニューアルのご相談が相次いでいます。

 20代から30代の女性が、ますますインターネットでショッピングする傾向の中、雑誌を見て欲しいものを見つけたり、カタログでお買い物をする40代以上の大人の女性をターゲットにしている皆様は、来年以降「ここでもっとモノ売りをしなくては」という危機感を持っていらっしゃいます。

 実際、仕事柄ほぼすべての女性誌に目を通していますが、最近どの雑誌でもよく使われている「買いたいものリスト」というタイトルのページを見ても、買いたいものが無いというのが現実です。

 カタログ通販も同様に、デザインやレイアウトがキレイな雑誌風にカッコ良くなっても、結局どれだけこの商品がいいかというメーカーサイドからの商品説明と、その割に安くてお手頃でしょうというアピールばかりでは、そこでお買い物する気にはなれません。女性の多くがそう思っているのです。

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中村浩子

(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長

「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。 現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。

http://www.venus-project.jp/pro/02.html

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