第7回 「震災を契機にソーシャルネットワークの存在感高まる」

 このたびの東日本大震災により被害にあわれた皆様へお見舞いを申し上げますとともに、被災された方々にも一日も早く安心した暮らしが戻りますよう、心よりお祈り申し上げます。

 今回の大震災は、日本国民の価値観や消費意識など、様々な点において変化をもたらしたのではないかと感じていますが、そうした変化のひとつとして、ネット活用、中でもソーシャルメディアと呼ばれるコミュニケーションサービスの利用者が急増しサービスの存在感が高まったことが挙げられるかと思います。

 日本の代表的SNSであるmixiの3月の月間利用者は1321万人と2月に比べて123%増加、Twitterは1757万人で同137%増、Facebookは765万人で同127%増と、いずれも震災前後で非常に大きな伸びをしめしました。(ニールセン発表、PCベースの利用者数)

 震災当日は関東エリアも携帯電話が全く機能しない状況に陥りましたが、インターネットにさえアクセスできれば、これらSNSサービス上で連絡を取り合うことはできました。被災地域の方々の安否確認や支援物資配布情報など生活に必要なインフォメーション取得にも大きく貢献したのではないかと思います。

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山田メユミ

株式会社アイスタイル 取締役 CQO / コーポレート領域管掌

東京理科大学を卒業後、化粧品原料メーカー研究開発部を経て、化粧品メーカー商品開発部に勤務。在職中に趣味で始めた化粧品のメールマガジンへの反響をもとに、化粧品クチコミサイト「@cosme(アットコスメ)」を立案し、99年12月に@cosmeオープン。2000年より株式会社アイスタイルに正式参画し、同社取締役@cosme主宰兼CCO(最高コミュニティ責任者)として活躍。その後、アイスポットの社長となり、現在に至る。その他、イベントや業界セミナーなどで、消費者動向や化粧品トレンドに関する講演活動を多数行っている。

http://www.istyle.co.jp/

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