2012年3月11日、藤原紀香さん主演のブロードウェイミュージカル「キャバレー」を観て来ました。彼女がまだ女子大生だった頃、JJモデルに起用され、担当として数年間、ファッションページで一緒に仕事をして以来、約18年ぶりの再会です。
舞台終了後に楽屋を訪ねてみると、「浩子さん? 嬉しい! めっちゃ久しぶり!」とあの頃と変わらない関西弁の紀香が目の前に現れました。神戸から通いで雑誌モデルの仕事をしていた彼女に、将来のこと、恋愛のこと、いろいろ相談された頃が懐かしく、以来、メディアを通じて見てきた彼女は、モデルからタレント、そして舞台やミュージカルもこなす女優へと見事に夢を実現してきました。プライベートでは、大人の恋をして、結婚も離婚も経験、女性として今また新しい幸せが報じられています。
「可愛い」や「キレイ」だけでは通用しなくなる40代に向けて、体を鍛え、歌やお芝居のレッスンもちゃんと積んで、強く生きるためのしたたかさも身につけてきたからこそ、芸能界のサバイバルにも勝ち抜いて来られたのだと思いました。
実は彼女が女子大生でモデルを始めた頃、大御所スタイリストからは、「脚が長すぎて、プレスから借りられる服がなくて困る」とか、カリスマヘアメイクからは「富士額だから、カジュアルに似合うヘアメイクが限られる」など、ネガティブなことを言われる事が多かったのですが、自分らしさに誇りを持ちながら、素直にプロのアドバイスも受け入れていくうちに、周りからも「グラマラスボディ」「アジアンビューティ」として、彼女の魅力は認められるようになっていきました。トラッドやコンサバが主流だった時にも、ルパン3世に出てくる峰不二子や007のボンドガールのように強くてセクシーな女性になりたいと言い切ってきた紀香さん。
中村浩子
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。 現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。
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