第23回予約の空き時間を埋める努力をしよう

　エステティックサロンに多い悩みの一つに、お客様がご希望される予約時間が集中するということがあります。オフィス街以外では、土日はとても人気があり、平日の夕方は仕事帰りのOLさんなどで埋まり、午前中からお昼にかけては、主婦の方などに人気です。

　しかし、だいたいどのサロンでも2時～5時という時間帯が不人気で予約が空いてしまっていることが多く見られます。この時間帯が空いているにもかかわらず、他の埋まっている時間帯希望の予約希望があり、断らざるを得ず、稼働率が上がらないというのが現状ではないでしょうか。

　したがって、いかに不人気の時間帯にお客様を誘導し、人気の時間帯に余裕を持たせておけるかがさらなる売上向上の秘訣になります。

　よくリラクゼーションサロンなどが、タイムサービスなどと名打って2時～5時などの時間帯に割引サービスをしたり、プラス10分サービスしたりなどの工夫をされています。ただし、毎日この時間に同じタイムサービスをされているので、始めた当初は反応するお客様がたくさんいらしても、段々と効果が薄くなっていっているのが現実です。

　そこで限定感を出すために考え出されたのが、日替わりタイムサービスです。同じ2時～5時などにタイムサービスを打つのは同じなのですが、そのサービスの内容を日替わりで変えるということです。この限定感により、マンネリ化せずに長い間サービスを提供できるようになります。

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榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長

新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots（フルーツルーツ）」というオーガニックコスメ＆エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp　また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット＆ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。

http://www.fruitsroots.com/

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