第23回 注目集める内陸部主要都市の商圏紹介②

 皆さん明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、今回は内陸部主要都市の商圏紹介の第2回目として、西安の商圏を紹介したいと思います。

 西安市商圏は、中心商業エリアが放射状に発展していることが特徴です。西安の中で、最も重要な地域は鐘楼商圏です。鐘楼商圏は、東西南北4つの大街によって構成されています。

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 東大街は、多くの商業施設、家電量販店、飲食店、ファッションブランドが集まっている西安市で最も栄えたエリアです。東大街の中でも、注目すべき施設は開元百貨と百盛購物中心です。特に開元百貨は、西安市で唯一無二の最高の場所に位置しています。店舗面積は約9万㎡で、主にミドルエンドのトレンド商品を対象にしており、売上高は28億元とエリア屈指の売上高を誇っています。

 西大街は、ビジネス街としての側面があり、様々な業種の企業が事務所を構えているエリアです。西大街で注目すべき施設は金花百貨鐘楼店と百盛購物中心西大街店です。金花百貨鐘楼店の店舗面積は約2.5万㎡、ハイエンド商品を対象にしており、売上高は10億元となっています。一方、百盛購物中心西大街店は、流行・トレンドの最先端となるブランドを対象にしています。売上高は17億元、エリア屈指の売上高を誇っています。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

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