第13回 台湾市場の魅力について

 先月、台湾で開催された国際美容化粧品展に行ってきました。この展示会は、台北連合報グループ主催により年2回開催される台湾で最も規模の大きな美容展ですが、一般消費者も多く来場するのが特徴的です。

 もちろん、仕入れを目的としたバイヤー等も多数来場しますが、化粧品関連業者だけでなく制服姿の学生や社会人の女性達がショッピング感覚で友達と連れ立ってやって来ます。

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(体験ブース前に集まる女性達)

 最新のコスメが、しかも市場より安い値段で買えるとあって、会場はさながらバーゲン会場のような賑わいです。ネイルアートやエクステンション等、体験できるコーナー前には黒山の人だかりが出来ていました(写真上)。

 しかし、最も人がたくさん集まっていたのは「日本怪獣美粧学院」のブースです(写真下)。

沖野氏-写真2.jpg

(「日本怪獣美粧学院」のブース)

 日本怪獣美粧学院は、日本の化粧品やメイク化粧品を中心に販売するECサイトで、若い女性達の間で人気があります。台湾の女性は、特に日本のアイメイク化粧品に対して高い信頼を持っており、マスカラ、アイプチ、アイライナー、つけまつげ等がよく売れています。ただあまり値段が高い物は売れず、1000円前後の所謂プチプラコスメが売れ筋となっています。

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沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

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