第28回 中国のメディア事情④

 今回は、インターネット広告の動向について見て行きたいと思います。

 中国ではインターネットを利用するユーザーが急速に増加しています。2012年1月にCNNIC(中国ネットワークインフォメーションセンター)が発表した「中国インターネット発展状況統計報告」によれば、2011年12月末現在で、インターネットユーザーは2010年末より11.2%増の約5億1310万人に達しました。また、2011年12月末現在のモバイルインターネットユーザーは、2010年末より17.5%増の約3億5558万人に達しました。

 これに伴って中国インターネット広告市場は、GDP成長率はもちろん、中国広告市場をも上回る成長率を見せています。中国広告市場も含めて考えると、テレビ、新聞、屋外に次ぐ規模にまで拡大しており、その存在感は年々高まっています。

矢野経済研究所第28回図.jpg

 なお、インターネット広告の種類は日本と同様に、バナー広告やリスティング広告があり、広告枠の購入は、専門の広告代理店経由で購入する場合と直接購入する場合があります。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

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