化粧品通販ビジネス実践講座
2014.01.22
化粧品通販ビジネスを成功させる為に重要な要素として、①通販ビジネス構造への十分な理解があること、②反応の取れる広告表現が出来るまで、諦めず地道にテストをくり返すこと、③プロ(広告代理店やコンサルタント)の意見を鵜呑みにしないこと、④広告やツール作りなど人任せにせず、主体性を持って取り組むことが挙げられます。
化粧品通販は低リスクで、且つすぐに儲かるビジネスのようにも見えるため異業種からの参入も多いのですが、実際は多くの企業が失敗を繰り返しています。
A社は、通販立ち上げ直後から、広告表現のテストをすることなくTVへの広告出稿を開始しました。しかも、反応が無いにもかかわらず、流し続けることで認知度が増すという外部の言葉を鵜呑みにしてしまい、そのまましばらく流し続けました。当然のことながら、反応の取れない広告を流し続けても、反応を得ることは出来ません。最終的に、その時の莫大な広告費が負担となり、通販事業を続けていくことが困難になり撤退しました。
B社は事前に通販ビジネスについて深く理解をすることなく、事業をスタートさせました。本来は広告表現のテストを行っていかないといけないのですが、実際は反応が取れる広告表現が確立できていないのにも関わらず、様々な広告媒体への場当たり的な出稿を繰り返してしまいました。結果として、費用をかけた割に売上は伸びず、多くの時間と費用を費やすことになってしまいました。
C社は立ち上げの際に、コンサルタントの支援を求めました。ただ、事業を進めるにあたっては、アドバイスを聞くだけで、広告出稿やツール製作は広告代理店に丸投げし、自らが広告作りや、顧客フォローの仕組み作りに主体性をもって取り組まず、事業を軌道に乗せるのに長い時間がかかってしまいました。
一方で、D社は、経営者自らが主体性を持ち、事業立ち上げ前に、セミナーへ積極的に参加する等、出来るだけ多くの情報収集を行い、通販ビジネス構造への理解を深めました。経営者の本気度が社員を巻き込み、皆が事業立ち上げに真剣に取り組んでいきました。無理な事業計画を立てず、主体性を持って基本に忠実に取り組んだ為、結果として、短期間で事業を軌道に乗せることに成功しました。
このように成功した企業と失敗を経験した企業の違いをみてみると、経営者と担当者が事前に積極的に勉強し、主体性を持って取り組んだか、否かという違いが浮き彫りとなります。どのようなビジネスでも自らが関わる業界について理解せず、始めることはないのと同じです。事前にしっかりとビジネス構造を理解し、地道に主体性をもって取り組んでいくことで成功への可能性は広がっていきます。是非とも、短期的な成果を追うのではなく、主体性をもって取り組み、事業を立ち上げていってください。
通販に特化した広告代理店を経て、株式会社通販総研に入社。現在、化粧品通販新規参入支援、化粧品通販企業向けに新規顧客獲得、リピート顧客育成による売上アップ支援を行っています。クライアントの強みを伸ばし、着実な成長を促すことをモットーにしています。
(株)通販総研 化粧品専門コンサルタント
(株)フォー・レディー代表取締役
株式会社NOVARCA 「中国トレンドExpress」編集長
琉球ボーテ(株) 代表取締役
日本サステナブル化粧品振興機構 代表理事
女性潮流研究所 所長 / 商品企画コンサルタント
美容専門PR・販促支援会社 (株)DSプロモーション 代表取締役
TPCマーケティングリサーチ(株)マーケティングマネージャー
(株)矢野経済研究所主席研究員
(株)矢野経済研究所主席研究員
株式会社アイスタイル 取締役 CQO / コーポレート領域管掌
株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役
中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役
フルブルーム国際商標事務所 所長弁理士
週刊粧業 顧問(週刊粧業 流通ジャーナル 前会長)
新日本有限責任監査法人 公認会計士から見た化粧品・トイレタリー業界
新日本有限責任監査法人 シニアマネージャー
新日本有限責任監査法人 シニアマネージャー
(株)船井総合研究所 東京経営支援本部 部長 グループマネージャー
LAFASO JAPAN 代表取締役社長
吉田法務事務所代表、日本薬事法務学会理事長
産業能率大学総合研究所主席研究員
(株)ネオマーケティング ビューティ&ライフチーム マネージャー
(株)ホットリンク ソーシャルメディア事業本部 コンサルティング部
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