第20回 「自信」と反比例する日本のブランド力

 前々回のコラムでアジアにおけるカワイイ文化の流れについてお伝えしましたが、今回はカワイイが大好きなアジア女性へのインタビューを取り上げ、その内面を探ってみたいと思います。

 インタビューをしたのは、典型的なカワイイのファンと言えるAさんです。生粋の台湾人であるAさんは、現在、台北でご主人と2人で暮らしています。

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(Aさん夫婦)

 Aさんは、自身の小柄で可憐な容姿を生かしたドールメイクを得意とする人気メイクブロガーで、ファンを集めてメイクレッスンをしたり、台湾最大の美容展示会でデモストレーションを披露したりと華々しく活動しています。また、ご主人と一緒に西門町で雑貨店も経営しており、雑居ビルの2階にある小さなお店で、メイク用品や小物、洋服等を販売しています。

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(西門町は台北の「原宿」)

 「アイラッシュ(つけまつ毛)は台湾でもたくさん売っているけれど、日本の物は品質が良くて自然な仕上がりになるからとても人気がある」というAさんの言葉通り、お店の棚には日本製のアイラッシュがずらりと並び、Aさんの愛読書である日本の雑誌「ポップティーン」も数冊積んでありました。

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沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

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