第1回 今ドキアラフォー&アラフィフ女性の化粧品の店頭購入から学ぶ販促〈前編〉

 景況感の上向きと同時に「バブル世代消費」に注目が集まっています。ネット販売など消費者にとって、販路の選択肢が増える中、化粧品会社、同売場を抱える流通業界の方々はこのバブル世代(40代半ば~50代)の女性たちをいかにリアルの売場で購入に導くか? と日々対策を講じていると思います。

05-松下図表.jpg

 図は弊社で調査した「アラフォー・アラフィフ女性が化粧品売場に求めるもの」の順位です。この世代ならではの本音と真意を含んだコメントから、4つのキーワードが抽出されました。

 まず、1番目が「接客タイミング」。全世代を通じた調査だと「化粧品売場の美容部員接客自体が苦手」という声が多くなりますが、この世代に限ってはこの接客自体をNGとみなしてはいないのです。むしろ「美容部員のアドバイスには関心はある」(45歳・会社員)という声にあるように店員との接点は美容関心層ほど持ちたがっているのです。

 問題なのはその「タイミング」。「アドバイスは欲しいけど声をかける前から話しかけられると購入する気が失せる」(48歳・専業主婦)人もおり、過度にマニュアルを適用するのではなく声掛けのタイミングを改良するだけでも購入機会に可能性も出てくるのではないででしょうか。

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

松下令子

美容専門PR・販促支援会社 (株)DSプロモーション 代表取締役

「顧客と一緒に汗を流す」をモットーにPR・販促事業を展開。 医療機関テスター設置活動など独自の販促支援事業が好評。 「当連載では、私たちが業務を通じて得た“今日から試せる”  PR・販促施策のヒントをあらゆる角度から提案します」

http://www.ds-p.net/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第1回 今ドキアラフォー&アラフィフ女性の化粧品の店頭購入から学ぶ販促〈前編〉

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop