第5回 キレイママ向け美容系サービスを考える

【週刊粧業2014年5月26日号5面にて掲載】

 多様なファッションタイプ別にママ向け女性誌も相次いで創刊し、今や綺麗なママは当たり前、この層が増加かつ多様化するにつれ、マーケティングのテコ入れは美容業界の優先課題かと思います。

10-松下図1.jpg

(図① 出産前と比べて美容にお金をかけていますか?)

 図①は、育児中ママの美容消費意識の調査結果です。美容に積極的な意識から肯定的なものまでを含めると約8割のママが美容に消費意欲を示しているという結果が出ています。その背景には「ママ友がみんな綺麗なので気が抜けない」(34歳・専業主婦)、「自分の親世代と違い、『母親なのに身なりばかりに気を使って』という周囲の目線はない。むしろ綺麗でいた方がお付き合いが広がる感じ」(37歳・有職)といった声が聞かれ、ママにとってキレイでいることは願望ではなく、もはや義務といったところでしょうか。

 そんなニーズがある一方で、エステ、ネイルなどの美容系サロンのサービス利用頻度調査(図②)では、18%がほぼ定期的に通えていながらも、57%が定期的に通っていないという結果で「育児中で時間がない」が理由の8割近くを占めます。

10-松下図2.jpg

(図② 美容サロン(ヘアサロンは除く)はどの位、利用していますか?)

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

松下令子

美容専門PR・販促支援会社 (株)DSプロモーション 代表取締役

「顧客と一緒に汗を流す」をモットーにPR・販促事業を展開。 医療機関テスター設置活動など独自の販促支援事業が好評。 「当連載では、私たちが業務を通じて得た“今日から試せる”  PR・販促施策のヒントをあらゆる角度から提案します」

http://www.ds-p.net/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第5回 キレイママ向け美容系サービスを考える

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop