第41回 化粧品専門店ルートの動向①

【週刊粧業2013年7月1日号4面にて掲載】

 現在、中国化粧品市場において百貨店に次ぐ第2のチャネルが化粧品専門店です。今回から3回にわたって、化粧品専門店の動向とローカル資本の化粧品専門店チェーンの動向について見ていきたいと思います。

 化粧品専門店は、内陸部を中心に急速に店舗数を増やしており、現在、全国の店舗数は15万店を超えたといわれています。化粧品専門店は、沿海部や大都市を中心に出店を進めている百貨店ではカバーしきれない地域へ販売するためのルートとして、化粧品メーカーの注目を集めている販売ルートです。化粧品専門店のタイプとしては、大きく2つに大別できます。

①「セフォラ」に代表される外資系化粧品専門店
②ローカル資本の化粧品専門店

 ①の「セフォラ」に代表される外資系化粧品専門店については、沿岸の大都市に立地する場合が多いため、百貨店に準じた扱いとするメーカーが多く、百貨店ブランドを平行展開するケースが多いです。

 また、①「セフォラ」に代表される欧米系専門店は、絶対数が少なく、沿海部や大都市を中心に出店を進めている百貨店ではカバーしきれない地域へ販売するためのチャネルとして活用できないため、注目度はそれほど高くありません。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

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