第8回 今ドキのオトナ女子が求める美的価値観「こなれ感」「女子ウケ」とは

【週刊粧業2014年9月29日号4面にて掲載】

 仕事柄、女性誌や美容専門誌に目を通す機会が多いのですが、ここ数年、ファッションや美容企画のタイトルに「こなれ感」「抜け感」といったワードが目立ちます。「MAX感」から2~3割引いた、この微妙なバランス感覚は、美意識の高い女性ならば、誰もが普段の自身のファッションやヘアメークに取り入れていると思います。

 弊社でとった調査で「ファッションや美容面で気を付けていることは?」と聞いたところ、40~50代の女性で60%以上が「若作りしていると思われたくない、イタく見えたくない」と答えています。つまり、「若々しくいたいけど、若作りはNG」なのです。

 今の女性の「美的価値観」を紐解く時に、一定の指標となるのがメディアで活躍している女性芸能人です。弊社でとった「美しいと思う女性芸能人は?」を調査したところ、40~50代では、井川遥さん、永作博美さん、篠原涼子さん、小雪さん、天海祐希さんといった名前が上位に挙がります。

 彼女らにはもちろん「見た目が綺麗」といった共通項があるのですが、もっと共通しているのがファッションや雰囲気にどこかしら年齢相応のラフさ、すなわち「抜け感」があり、正統派美人でありながらも「自然体」で「凛とした」雰囲気を持ち、「こなれ感」を醸し出しているという点。この「抜け感」と「自然体」、「こなれ感」こそが今の大人女性が支持する感覚なのです。

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松下令子

美容専門PR・販促支援会社 (株)DSプロモーション 代表取締役

「顧客と一緒に汗を流す」をモットーにPR・販促事業を展開。 医療機関テスター設置活動など独自の販促支援事業が好評。 「当連載では、私たちが業務を通じて得た“今日から試せる”  PR・販促施策のヒントをあらゆる角度から提案します」

http://www.ds-p.net/

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