第43回 就業規則を整える

【週刊粧業2013年4月29日号4面にて掲載】

 エステティック業界は、残念ながらスタッフの入れ替わりの多い業界です。もちろんスタッフ個人に問題があることもありますが、サロン側に働きやすい環境が整っていないことも大きく影響していると思います。

 ある程度の規模のサロンではほとんどありませんが、小さなサロンの大半は就業規則さえ明文化されていないのが現実です。技術の業界でもあるので、師弟制度の名残があるのかもしれませんが、スタッフを増やしていく意向があったり、スタッフに長く働いてもらいたいという気持ちがあるのであれば、そのあたりを整備していくことが必要だと思います。

 創業期に経営者と同じ気持ちのスタッフ数名で働いているときは何の問題も起こらないものですが、スタッフ数を増やしていけばいくほど、創業メンバーのような熱い気持ちだけで働くスタッフを集めることが難しくなっていき、多様性を受け入れる環境を整えていくことが必要となります。その一つが就業規則、つまり働く環境の整備となります。

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長

新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots(フルーツルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。

http://www.fruitsroots.com/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第43回 就業規則を整える

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop