第12回 外国人観光客の心をつかむエッセンス

【週刊粧業2015年1月19日号12面にて掲載】

 新年おめでとうございます。今年も引き続きアジア女性と化粧品市場に関する情報を発信して参りますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 さて新春初のコラムは、注目集まるインバウンドにおける接客サービスについてです。

 弊社は去年夏よりECサイトと銀座の実店舗販売を連動させたマーケティングをご提供しておりますが、接客を通し見えてきた外国人のお客様が喜ぶポイントをいくつかお伝えします。

 まず1つ目は、ここでしか買えないといった「特別感」です。

 知名度の高い化粧品を目当てに来店される方がほとんどなのですが、ご紹介して良いと感じてもらえた場合には、自国ではあまり知られていないということが逆に掘り出し物感につながり購買意欲を高めるということが分かりました。

 また、タッチアップなどで使用感を「体験」してもらうことも効果的です。店舗にて商品を使ったハンドエステを提供しているのですが、実際にお客様の手に触れながら、美容の話はもちろん、築地のお勧め寿司店などの雑談をすると、お客様との距離は驚くほど縮まります。

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沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

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