第19回 中国人観光客接客のコツ

【週刊粧業2015年8月10日号5面にて掲載】

 中国からの訪日旅行の最盛期は大きく4つあります。まず2月の春節、4月の桜、10月の国慶節、そしてまさに今である8月の夏休みシーズンです。蒸し暑い日が続く東京ですが、連日中国人観光客でにぎわっています。

 この暑さでは観光や買い物どころではないのではないかと心配になって聞いてみたところ、「北京の日差しに比べたらマシ」「四川の方がもっともっと暑い」とのことで意外と許容範囲のようでした。中国の大学は基本的に全寮制ですが、一般的に寮にはクーラーがないので日本人よりも暑さに対する耐性をお持ちなのかもしれません。

 とは言えこの猛暑の中、観光客の方々もお疲れ気味ですので、少しでも元気になってもらえるような接客を心がけたいものです。

 そこで今回は、中国人観光客に喜ばれる接客のポイントをご紹介します。

 まず1つ目は「馴れ馴れしさ」です。例えば初対面であってもニコニコ笑顔で「ご出身はどちらですか?」と尋ねれば相手も同じく笑顔で答えてくれます。そして家族の話題が続き「では、お義母さん用にいかがですか?」と繫がっていきます。

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沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

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