第46回 化粧品マーケティングの変化の節目

【週刊粧業2017年12月11日号10面にて掲載】

 1年が過ぎるのは早いもので2017年もあと1カ月足らずとなりました。当社は、今年も中国の女性消費者をメインに化粧品を宣伝し販売してきましたが、今回のコラムではこの一年を振り返り気づいたお客様の変化について、お話をしたいと思います。

 まず一つ目は商品単価の上昇です。2017年の初めは2000~3800円の商品が売れ筋でしたが、夏頃から単価が上がり始め今では5000円以上の商品がメインになってきています。

 これは顧客属性に変化があったのではなく、お客様の嗜好が変化した結果です。具体的に言うと「化粧水が欲しい。皆が使っているもの、人気のあるものが欲しい」から、「肌がきれいになる化粧水が欲しい。高くても良いからと効果のあるものが欲しい」に変化してきました。

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第46回 化粧品マーケティングの変化の節目

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop