第64回 「見られている私」とのギャップをカミングアウト

【週刊粧業2016年1月11日号11面にて掲載】

 ファションリーダーとして、また、インスタグラマーとしても注目を集めているM子さんと、来年のママファションイベントの打ち合わせのため、車が停められるカフェで合流。

 「早速だけど、今シーズンは何か買った?」と聞いてみると、「早めに暖冬だと判ったので、コートもダウンも見送って、インナーだけ爆買いしました(笑)」との返事。車移動とはいえ、真冬のオープンカフェにブラウスとファーのベスト、素足にパンプスで、颯爽と現れた彼女のスタイリングを見れば、「暖か系インナー」を仕込んでいることは明確です。

 「爆買いしたのは、もしや裏起毛のタイプ?」と突っ込んでみると、「浩子さん、さすが!今日も着てるけど、実は、しまむらの「厚」です!」と、メーカーと商品名まで、即答してくれました。

 ユニクロのヒートテックが冬のインナーの定番になって以降、アウターを重ね着しなくても、薄着のおしゃれが楽しめるようになり、冬でも素肌や素足を見せるコーディネートが当たり前になりました。

 防寒だけではなく、オシャレのための暖か系インナーが進化し、年々競合も増える中、より暖かくをめざして、ユニクロからは2014年に「ヒートテック」エクストラウオーム(極暖)が発売されましたが、その反響の大きさから、今年は、イオンやしまむらからも厚手タイプが登場しています。

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中村浩子

(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長

「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。 現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。

http://www.venus-project.jp/pro/02.html

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