第45回 最新の世界の化粧品市場動向

【週刊粧業2016年5月2日号5面にて掲載】

 今回は、弊法人が提携しているErnst & Youngがリリースした2015年版「The luxury and cosmetics financial factbook」より、最新の世界の化粧品市場動向についてご紹介します。(一部、筆者による加筆あり)

 まず、別表①をご覧ください。別表①は直近10年間の世界の化粧品市場動向です。リーマンショック後も消費者動向は変わらず、その後の厳しい経済環境下でも安定的な伸びが認められます。2014年は直近10年の平均成長率3.8%を下回る3.6%の伸びとなりましたが、全世界市場規模は1800億ユーロ(@120円換算で約21.6兆円)に到達しました。

【表1】 棒グラフ:市場規模 折れ線グラフ:成長率

 消費者の高品質志向や新技術を求める動向は年々顕著となっており、治療効果の高いダーマコスメ市場や新しい流通モデルの拡大等、化粧品企業にとっても対応すべき課題が年々増加しています。

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田中計士

新日本有限責任監査法人 シニアマネージャー

2000年、監査法人太田昭和センチュリー(現新日本有限責任監査法人)に入所後、化粧品、食品、宝飾品などの消費者製品メーカーを中心とした監査業務に従事。その他、株式公開支援業務、内部統制アドバイザリー、デューデリジェンス、経理財務専門誌への寄稿等、幅広い業務を行う。

http://www.shinnihon.or.jp/corporate-accounting/industries/basic/cosmetics-and-toiletries/

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