第11回 Unilever GroupのASEAN戦略

【週刊粧業2015年3月2日号4面にて掲載】

 今回はASEAN地域で圧倒的な強さを誇るUnilever GroupのASEAN戦略について紹介したいと思います。



□ASEAN5カ国への進出方法と製品供給体制

 Unilever Groupは、ASEANを含むアジア太平洋地域を戦略的地域と設定しており積極的な投資を進めています。ASEANの生産拠点をタイとインドネシアに置いており、2013年にはインドネシアでパーム油の加工工場建設に着工、2014年に稼動しました。原料の調達網も強化することにより、ASEANでの需要増加に対応する戦略です。

□マーケティング戦略

 ①製品ローカライズ化とサイジングバリエーション

 同社はグローバルで数あるブランドの中から、各国のニーズに合わせてブランドをチョイスして最適な製品展開を実現しています。

 ASEAN主要5カ国全てで展開しているのは、「DOVE」「CLEAR」「REXONA」「AXE」の4ブランドで、「SHE」「ZWITSAL」はインドネシアのみ、「FAIR & LOVELY」「Brycreem」はマレーシアのみ、「ESKINOL」「CREAMSILK」「BLOCK & WHITE」「SUAVE」はフィリピンのみ、「AVIANCE」はタイのみ、「Hazeline」はベトナムのみでの展開となっております。

 製品としては、ASEANへのローカライズ化を志向しており、2013年にはタイで6億バーツを投じて研究開発センターを設置しました。アジアのR&D拠点は中国に次いで2番目です。また、商品のサイズバリエーションが豊富で、1回使い切りのパウチタイプから通常のボトルサイズまで取り揃えることで、幅広い消費者にアプローチしています。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/asean_india/index.php

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