「ネットで買わずに、百貨店に行きなさい!」。母親からそう言われて「久し振りに百貨店のコスメカウンターに行ってきましたよ」と話してくれたのは、老舗のマナースクールでファッション担当の講師をしている30代の女性。彼女自身も会うたびにファッショナブルで、いつもハッとさせてくれます。 「一体何を買ったの?」とたずねてみると、「ファンデーションのベースですよ。いつも使っている...
「仕事も無ければ金も無し、やさぐれていくしかない毎日です」 淡々とこう話すのは、新橋の焼鳥屋さんで集うおじさんではなく、博多でも有名な本格珈琲が味わえる店でバイトする可愛い女のコ。21才で就活中の彼女は、大学の同級生女子たちとつるむだけの日々を送っていると言います。 カウンターで珈琲豆を丁寧に選別するきれいな指を見ながら、素肌を自慢できる21...
「気がつけば足元に赤いヘビがまとわりついていて...」「エッ!私は白いヘビが降って来たわよ」 新春の美容室で隣の個室から聞こえてきたのは、女性ヘアスタイリストとお客様の初夢談義。いくら巳年とはいえ、男性ならちょっと引きそうな内容も「二人合わせれば紅白だからおめでたいね」とあくまで前向きな会話に、今年も女子力に期待が高まります。 私の初夢はとい...
本当に欲しいモノだけを逃さず購入する。私のまわりのオシャレな女性達は、新しいスタイルで「ショッピングに後悔なし」を実現しています。 仕事でお付き合いのあるPR会社の20代女性A子さんは、化粧品担当でありながらファッションも大好きという、今どきの「おシャP」(オシャレなPR)。 先日も、顧問先のヘアケア新商品のサロンイベント打ち合わせの後「これ...
「これは買わないでください」。この一言で、私の心をつかんでしまったのは、エストネーション六本木ヒルズ店のA子さん。 天候不順が続く中、秋ファッションの動きと人の流れをリサーチするため、銀座、表参道をまわって六本木ヒルズまでたどり着いた時のことです。仕事のついでに「今シーズン買うならコレ1本」と決めて黒の細身パンツをチェックしていると「お客様、お急ぎでしたらフロア全体...
「世界一周寄付の旅で、預金通帳の残高はマイナスにて帰国。車1台が買える特注エルメスのバッグコレクションも捨てて出直しました」 今でこそ話せる独立話をしてくれるA子さんは、私のことを「お姉ちゃん」と呼ぶ超優秀な美人コンサルタント。「だから日本人は......」「だから女性は......」とだけは言われたくない一心で、年中無休の24時間営業で猛勉強、強烈に仕事をこなして...
このところ、「女子会」に参加することが多く、気がつけば一週間、毎日が女子会ということもあります。仕事つながりで仲良くなった20代~40代の女性達と集まることが多いのですが、はじめは「お食事会」と呼ばれるお付き合いからスタートした関係が、いつの間にか「女子会」に進化することも多く、それは本音で話せるかどうかで変わっていきます。 一般的に女性同士の集まりを「女子会」と呼...
いつものようにケーブルテレビでドラマの「ゴシップガール」を見ながらファッションチェックをしていると、合間に流れるコマーシャルに「今年で還暦」と話す女優の夏樹陽子さんが登場。あまりのインパクトに思わず録画ボタンを押してしまいました。 JJ編集部で記者をしていた頃「憧れの大人の女性」としてインタビューして以来、約25年。スポーツカーが好きで、ロングヘアにオシャレなパンツ...
久しぶりに行きつけのセレクトショップでジャケットのインナーを探していると、顔なじみの女性店長が「中村さん昔から細いけど胸はあるから、透けて見えてもOKのレースのVネックカットソーとかどうですか?」と声をかけてきました。「エッ? 私の胸って、しっかり見られてたんだ」 そういえば胸の話以外にも、年下の女のコ達から「全然太ってらっしゃらないけれど、何かしてるのですか?」と...
顧問先の化粧品会社の女性代表は、単身赴任で東京の仕事をしています。彼女は30代後半で2歳児の母。昨年の地震による原発事故をきっかけに、この仕事のスタイルを選びました。子育ては家族の協力を得てご主人の実家のある四国、娘の保育園入園とともに今年の春から本格的に東京~四国を行き来する新しい働き方を始めたところです。 子供にとって優先すべきことは「安心して自然と暮らせる環境...
この春のファッショントレンドとして見逃せないショートパンツ。「私も素足で履いていいものかどうか?」。同世代の友人達にさり気なく聞いてみると「さすがに私は無理!」「見た目もキツくない?」など、次々と否定的な反応がばかりが返ってきました。 でも、マドンナは50代にして、最新のPVでカッコ良く履きこなしているし、PR会社代表を務める先輩は、ショートパンツに春ブーツで颯爽と...
2012年3月11日、藤原紀香さん主演のブロードウェイミュージカル「キャバレー」を観て来ました。彼女がまだ女子大生だった頃、JJモデルに起用され、担当として数年間、ファッションページで一緒に仕事をして以来、約18年ぶりの再会です。 舞台終了後に楽屋を訪ねてみると、「浩子さん? 嬉しい! めっちゃ久しぶり!」とあの頃と変わらない関西弁の紀香が目の前に現れました。神戸か...
最近、美味しいお店に行くと、女性同士が前向きな話をしている光景を良く目にします。目黒の焼鳥屋さんで熱く語る二人も、恵比寿の韓国鍋のお店で盛り上がるグループも女子ばかり。私も2月に入ってから「女同士の新年会」がいくつかありましたが、どの席でも話題の中心は「これからどう生きるか!」 そして先週、新年会のラストは、ラグジュアリーブランドのPRとして活躍するN子さんとの約束...
ここ数年、お正月のニュースで伝えられる「福袋争奪戦」の様子。今年、福袋の老舗、松屋銀座の先頭をキープしたのは、31日の3時から並んだという自称、福袋マニアの60代女性でした。狙いは、松屋一番のお得が詰まった高級婦人衣料の福袋。 一方、渋谷109で朝6時45分入場の権利をゲットしたのは、「セシルマクビー」のブランド福袋に狙いを定めた10代、20代の女のコ同士のグループ...
11月8日、米国ロックフェラー財団会長、ディビッド・ロックフェラー,Jr.が設立した海洋自然保護を目的とするNPO法人、セイラーズフォーザシーの日本支局設立記念パーティで、タレントであり実業家の岡田美里さんと15年ぶりに再会しました。 VERY編集部時代に堺正章夫人として、また4年待ちのお料理教室を主宰する憧れの主婦として活躍していた美里さんにインタビュー取材して以...
ファッションもビューティも秋モノが動き出す9月後半の3連休、市場調査のために渋谷、青山、銀座をまわって来たのですが、途中、ある百貨店が仕掛けた新しい広告イベントに目がとまりました。 それは、モデルが着こなす秋ファッションの拡大写真を6点くらい並べて、それぞれの写真の隣に「いいね」ボタンをつくり、電光掲示でカウント数がでるという仕掛けのもので、しばらく立ち止まって見て...
昨年の秋からスタートさせた、頑張っている女性社長のビジネスを応援する「女性社長・スター誕生プロジェクト」で、現在、ブランディングとマーケティングを支援させていただいている化粧品会社Y社の社長は64才。 37才のお嬢さんが別ブランドを立ち上げているので、親子で打ち合わせをすることが多いのですが、取材対象としてなら、元女子アナで美人のお嬢さんの方に目が向きがちなところ、...
VERYの特集で反響を呼んだ「公園デビューの服」とは、若いお母さん達が初めて公園に子供を連れていく時に、そこにもともといる先輩ママ達と仲良しになれる服、仲間外れにならないための服が必要という読者の取材から生まれた企画でした。 女性が集まると、そこには必ず周りと一緒でなくては不安......という負の女心が働きます。 「公園デビューの服」もその...
六本木ヒルズ近くにある「ラ・ビュティック」は、トレンドを追わずして、大人の女性のお客様をしっかりつかんでいる、ネイルとエクステ専門のサロン。 シャネルのショーで指名される腕前のネイリストだからこそ、エクステの技術も信頼できるオーナーの大友さんは、大人の女性の手元はデザインやアートで飾り立てるのではなく、いかにまめにお手入れされているか、はっきり言えば老けた手元に見せ...
「浩子さん! 5月はあまりにも忙し過ぎてストレスもたまったし、梅雨入りでうっとうしくなるので、ボブにしちゃいました!」朝一番のカタログ撮影の打ち合わせに、新しい髪型で颯爽と現れたA子さんは、昨日とうって変わって「つきものを落としてきました」位の元気な笑顔。 でも確か昨晩、コーディネートのことで彼女との連絡を取り終えたのは夜9:00をまわっていたはず?...
仕事柄、多くの女性と会う毎日を過ごしていますが、最近、一番気になるのは目に見えて魅力的になった、“艶”があると話題を集める満40歳の女性。 彼女のことは、20代でファッションブランドのPRとして活躍していた頃から知っていますが、当時、私がいたJJ編集部でも仕事の出来る感じのいい可愛い女性として人気が高く、元気な笑顔にファンをたくさん集める存在でもあり...
4月になって、桜の季節が到来。とはいえ、自粛ムードの中では正直、春ファッションへの衣替えにまだ気分が乗りません。せめてランジェリーの入れ替えだけでもと、会社に行く途中の駅ビル内にあるショップを覗いてみました。 ちょうど4月1日から、春のフェアが始まったばかりの店内にはNEWと書かれた新作がズラリ。きっと20代なら、目移りしながらあれこれ選ぶ楽しさがあ...
3月11日(金)15時からの打ち合わせのため、三田のスタジオを出て白金に向かって運転していた車の中で、突然、経験したことの無い嫌な感じの長い揺れに見舞われました。すぐに側道に車を停め、待機していたのは数分間ですが、その間にフラッシュバックのように16年前の早朝の事を思い出していました。 当時私は雑誌「VERY」の創刊準備室にいて、特集企画を担当し、東...
2月の3連休にかけて、ファッションブランドのカタログディレクションのため、久し振りに大阪に出張して来ました。 新大阪からJR快速に乗り換えて、ちょうど対面の4人掛けのシートに座ったところ、いきなり、目の前の60代位の女性がお化粧直しを始めました。それも、プレストパウダーでおさえるといった程度でなく、揺れる車中にも関わらず、マスカラ、リキッドアイライナ...
新年に創刊する、某化粧品メーカーさんの女性誌型カタログのプロデューサーとして、活躍中のビューティライターとメーカーご担当の方を集めたキックオフミーティングを行いました。 約3時間に渡るブランドラインナップと商品説明が終わりに近づいた頃、いつも物静かなビューティライターのA子さんが「最後にいいですか」と写メを見せながら発言、「実は化粧水マニアで有名な友...
11月になってから、売り上げアップのために物販を強化したい女性誌と、通販カタログのリニューアルのご相談が相次いでいます。 20代から30代の女性が、ますますインターネットでショッピングする傾向の中、雑誌を見て欲しいものを見つけたり、カタログでお買い物をする40代以上の大人の女性をターゲットにしている皆様は、来年以降「ここでもっとモノ売りをしなくては」...
「冬ソナ」のヨン様から始まった第1次韓流ブーム。おば様方のおっかけが話題だったあの頃は「これだけは絶対にハマらない自信がある」と思っていた私ですが、先週末、たまたま深夜に観てしまった「BAD LOVE」をきっかけに、三連休をすっかりクォン・サンウづけで過ごしてしまいました。 「ちょっと人には言えなくて……」と思っていたところ、連休明けに、仕事で関わる...
いよいよ10月、女性たちが興奮気味に目を輝かせて語る秋のイベント「披露宴」と「同窓会」のシーズンがやって来ました。 20代、30代の女性にとっては、出会いにかける「披露宴」、40代以上の女性にとっては、現役の私を自慢できる「同窓会」への気合いが、当日の服やヘア・メイクについてのご相談をいただくメールやお電話の声から熱く伝わってきます。 ...
年齢不詳を目指す私としては、いつの頃からか、自分の誕生日を意識しなくなっていたのですが、こういった仕事をしていると、私が忘れていても誕生日を覚えていてくださる方がいて、この夏も心のこもったプレゼントをいくつもいただくことになりました。 贈ってくださった方々の顔を一人ずつ思い浮かべながら、プレゼントの包みを開けていくと、女性からのプレゼントは、見事に打...
「梅雨の間に何とかしたい!」ここ1カ月の間、立て続けに40代の読者モデルだった女性達から、ビューティにまつわる電話での相談や、メールでの問い合わせが数多くありました。内容は大きく分けると「縮毛矯正」「脱毛」「痩身」の3つ。 どれも、『夏本番! 今なら間に合う駆け込みビューティ』といった雑誌のタイトルがはまりそうなものばかり。さすが、アラフォー世代の代...
中村浩子
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。
現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。
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