週刊粧業2019年7月8日第2集(第3167号)

週刊粧業 2019年7月8日号 64ページ

週刊粧業2019年7月8日第2集(第3167号)
■特集/アンケート調査、消費者が求める化粧品・日用品2019

 市況や消費マインドの落ち込みで「価格ダウン」の傾向やや強まる

日用品カテゴリーにおいては、全7品目中で「スタイリング剤」と「ハミガキ」が価格を大きくアップさせ、「衣料用洗剤」も微増で推移したものの、4品目(シャンプー、ヘアカラー、ボディソープ、生理用品)で価格下落が進み、トータルではやや苦戦という結果になった。3年前の調査では、全7品目で単価が上昇していたことを考えると、この3年で予想以上に市況や消費マインドが落ち込んでいることがわかる。今年10月には消費増税が予定され、生活者の財布の紐が一段と固くなることが予想されることから、機能一辺倒ではない、情緒に訴える「これがないと困る」と思ってもらえるような高付加価値アイテムを開発・投入していくことが求められる。

【第2集】(注目カテゴリーの使用状況)
■シャンプー~スモールマス対応で単価が上昇傾向、環境配慮が参入企業全体に浸透
質問項目/現在使用中の商品の容量と価格は?、詰め替え用を購入していますか?(複数回答) ほか4項目
■スタイリング剤~ヘアスタイルもナチュラル志向に、髪質に合う製品との出合いを渇望
質問項目/使用している商品の価格は?、使用している商品はどのタイプですか? ほか3項目
■ヘアカラー~ホームカラー離れが続く、非ユーザーのイメージ改善が鍵
質問項目/使用状況は?、最近使用した商品の価格は? ほか4項目
■ボディソープ~パーソナル化の進展によりテクスチャー重視の傾向に
質問項目/現在使用中の商品の価格は?、詰替用を購入していますか?(複数回答) ほか4項目
■ハミガキ~ケア意識が高まり「機能重視」の傾向色濃く、満足度向上へ
質問項目/現在使用中のハミガキの平均価格は?、商品を選ぶ基準は?(複数回答) ほか6項目
■衣料用洗剤~液体洗剤が7割強で主流、大容量サイズの支持が拡大
質問項目/現在使用中の商品の価格は?、商品を選ぶ基準は?(複数回答) ほか4項目
■生理用品~価格と機能が最重視ポイント、特定メーカー・ブランドで支持拡大
質問項目/現在使用中の商品の価格は?、商品を選ぶ基準は?(複数回答) ほか5項目
■世界トップレベルを誇る国内優良受託製造企業一覧
■特集/スモールマスへの対応~パーソナライズ・オーダーメイドを中心に多種多様な施策で小さな市場を攻略
◎花王~加速するヘアケア市場のスモールマス化へ、自由に組み合わせて使う新ヘアケア提案
◎ポーラ~既存客との共創でアペックスが大きく進化、想いを汲み取り究極のパーソナライズ追求
◎小林製薬~「シミ」に特化してカテゴリー創出、予防・ふきとり訴求でパイ拡大へ
◎ウエラ プロフェッショナル~個別に最適なヘアケアを視覚化し、サロンのブランド価値向上を実現
◎Sparty~消費者の「選択」を捉えて急成長、オフラインからオンラインへ誘導
◎HOLO BELL~顧客の健康管理とCRMの強化へ、サービス面の充実から市場に対応
◎ファヴールマルシェ~美容物販ビジネスをフルサポート、メーカー・販売店の収益最大化へ
◎コードミー~香りのマーケット拡大を目指し、パーソナライズアロマ事業を展開
◎コージー本舗~まぶたデータをつけまつ毛開発に活用、パイオニアとして新規愛用者の獲得へ
◎キメラボ~継続的なデータ分析・商品提案で100万人の健やかなキメづくりへ
■「CITE Japan 2019」を終えて~最新の研究成果や技術に熱視線
◎東洋新薬~独自の三相乳化技術を紹介、炭酸泡用いた炭酸パックが好評
◎阪本薬品工業~植物エキスを主成分とした化粧品用抗菌製剤をアピール
◎住商グローバル・ロジスティクス~輸送・保管用コンテナ「マキシコン」で作業効率改善とコスト削減を提案
◎コスメティック・アイーダ~プロメーク製品で長年培った技術を活かしたメークアップOEMを提案
◎DRC~安全性・有効性評価の新技術を紹介、顔画像解析で肌の質感を数値化
◎岩瀬コスファ~天然由来原料を中心に独自提案、拠点を活用した相互的取り組みへ
◎アシュランド・ジャパン~テーマは「都市生活ストレス」、独自試験法の確立が高評価
◎マツモト交商~機能性・環境・天然を軸に展開、計11題の技術発表は好反響
◎小魅輝~「50個から」の「無添加」にこだわり初出展で市場開拓、開発は遊び心も
◎MINARI~日本製・中国ブランドの実現サポート、日系OEM/ODMとの連携強化へ
◎東陽化成~豊富なラインナップをアピール、異業種の参入意欲の高さを実感
◎浅井硝子~インジェクションブロー技術が好評、生産能力と品質のさらなる強化へ
◎材料科学技術振興財団~化粧品の3D構造解析を中心に独自の評価・解析技術を提案
◎堺化学工業~酸化亜鉛の新製品を紹介、規制・環境対応をアピール
■味の素、アミノ酸系洗浄剤の供給体制を強化~ブラジルに新工場、主力製品の生産能力を約60%増強
■ライオン、新方式スプレー容器が木下賞・研究開発部門を受賞
■マンダム、Cosmetic Victories 2019で最優秀賞を受賞~日本の研究グループで初の快挙、次世代制汗剤への新コンセプト提案で
■花王、和歌山県主催「第18回わかやま環境賞」で大賞を受賞
■ターゲット、第1四半期、増収増益~既存店が好調、経費率も改善
■メトログループ、上期決算、減収税前減益~西欧、アジア堅調だが、ドイツ、東欧苦戦
■コストコ、第3四半期累計、増収増益~既存店が好調、経費率も改善
■マークス&スペンサー、2018年度決算、減収増益~イギリス国内の収益回復、経費率が改善
■全米主要百貨店、第1四半期決算、業績が低迷~既存店苦戦、荒利益率、経費率が悪化
◎メーシーズ、既存店微増だが、荒利、経費が悪化で減収減益
◎ノードストローム、フルライン、オフプライスともに苦戦で減収減益
◎J.C.ペニー、家電・家具部門からの撤退で減収赤字幅拡大
◎ディラード、既存店横ばい、荒利益率低下で微増収減益
◎コールズ、既存店苦戦で減収大幅減益
■ニーマン マーカス、第3四半期、減収赤字転落
ホーム > バックナンバー > 週刊粧業2019年7月8日第2集(第3167号)

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop