週刊粧業2021年7月12日（第3259号）

■特集･アンケート調査、消費者（20～30代女性412名）が求める化粧品･日用品2021

　5割弱が20代前半までに美白体験、エイジングケアの認知率は8割超に

　美白化粧品の開始時期について尋ねたところ、シミやくすみが気になり始める「20～24歳」（23.8％）と、それ以前の「10代から」（23.8％）が同率でトップにつけ、約半数の女性が20代前半までに美白対策を始めていることがわかった。特に、10代の女性たちの間で「早い時期からの美白ケアがシミやそばかすの予防につながる」ことが周知され、「10代から」使用を始める人がこの3年で4.9P増加するなど、美白スキンケアの低年齢化が一段と進んでいる。こうした中、人種の多様性議論に配慮し「美白」表現を取り止める動きが加速してきた。「美白」というキラーワードに変わる言葉がない中で、それをどう訴求し届けていくのか、各社の戦略が問われている。

【第2集】

■美白～使用時期の低年齢化が進む、効果実感者は増加の傾向に

質問項目／使用開始時期は?、期待の美白成分はありますか?、今までに美白効果が感じられた化粧品はありますか? ほか2項目

■アンチエイジング～「シワ改善」化粧品で認知は増加、初期老化対策の啓蒙がキーに

質問項目／エイジングケアという言葉を知っていますか?、知っている人のみ、そのイメージは? ほか3項目

■ネール～コロナ禍でネールへの意識に変化、今後はリピーター顧客育成が焦点に

質問項目／ネールケア（爪の手入れ）をしていますか?、ネールのカラーリング（ネールエナメルの使用）をしていますか? ほか6項目

■衣料用洗剤～「簡便性」「経済的」「環境配慮」を重視、柔軟剤や漂白剤の使用頻度が減少傾向

質問項目／現在、使用している衣料用洗剤のタイプは何ですか?、洗濯の頻度はどのくらいですか?、柔軟剤の頻度はどのくらいですか? ほか6項目

■朝・昼・夜の所要時間の推移（2018年、2021年）～朝の所要時間は軒並み増加、入浴時間のみがマイナスに

質問項目／スキンケアの所要時間、外出しない場合の朝のスキンケアの所要時間ほか6項目

■男性の化粧への許容度～男性のスキンケアを8割弱が支持、不支持は1割で多くの女性が許容

質問項目／男性の化粧をどこまで許せますか?

■素朴な質問～「ライン使い」をしない層が4割、香りや価格をより吟味する傾向に

質問項目／スキンケア商品は単品購入ですか?、あなたにとってこれだけは欠かせない化粧品の3大アイテムは何ですか? ほか6項目

■サプリメント～コロナ禍で市場の裾野が拡大、多様化の中、売れ筋は限られる

質問項目／サプリメントの利用状況は?、利用目的は何ですか?、摂取している成分は何ですか? ほか9項目

■特集／ニューノーマルの捉え方

◎ポーラ、社員の成長実感や生産性向上を目指し、自立的に働き方を選択できる環境を整備

◎ファンケル、強みの通販や直営店とオンラインでの新たな接点創出で、ロイヤリティ向上

◎その他掲載企業／ヒノキ新薬、ナリス化粧品、アイスタイルリテール、タカラベルモント、ミルボン、ウテナ、フマキラー

■特集／「CITE Japan 2021」を終えて

◎東洋ビューティ、挑戦心と技術力を持つODMへ、人気投票は開発・営業の原動力に

◎ケイズ、アルコールやサステナブルをテーマとしたOEM・容器が好評

◎岩瀬コスファ、歴史ある原料から新原料まで幅広く紹介、ウェビナーを通じたアフターフォローも

◎日本色材工業研究所、5つのテーマに基づき、ユニークで機能性に優れた製品群をアピール

◎マツモト交商、マイクロフローラに関する技術発表が好評、新しい時代に合った原料・処方を提案

◎アンチエイジング、浸透性にこだわったビタミンC誘導体やヒト幹細胞培養液を幅広く提案

その他掲載企業／阪本薬品工業、化成品商事、ツジカワ、木村産業、宮内、バイオトレーディング、レッテンマイヤージャパン、ケミマート、岡畑興産、雪ヶ谷化学工業、エイエムジー、アントンパール・ジャパン、小桜商会、堺化学工業、

■特集／流通業の戦略

◎セブン＆アイHD、北米中心にグローバル戦略を加速、グループ連携のラストワンマイル施策を推進

その他掲載企業／サミット、ロフト

■コーセー、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を開始

■資生堂、新型コロナワクチンの職域接種を開始

■メナード、名古屋大学病院の看護師へハンド用美容液を寄贈

■東洋新薬、医薬部外品などの伸長で売上好調、企画開発力強みに国内外へ提案強化

この記事は週刊粧業 2021年7月12日号 64ページ掲載

■特集･アンケート調査、消費者（20～30代女性412名）が求める化粧品･日用品2021　5割弱が20代前半までに美白体験、エイジングケアの認知率は8割超に　美白化粧品の開始時期について尋ねたところ、シミやくすみが気になり始める「20～24歳」（23.8％）と、それ以前の「10代から」（23.8％）が同率でトップにつけ、約半数の女性が20代前半までに美白対策を始めていることがわかった。特に、...