【週刊粧業】2023年上期オーラルケアの最新動向
富士経済の発表によると、2019年のシワ改善スキンケア市場(シワ改善の有効成分を含む医薬部外品)は、前年比40.5%増の274億円に着地する見込みだという。2017年に形成されたシワ改善市場は、18年、19年と大手メーカーが相次いで参入したことで拡大を続けている。また、近年のアンチエイジング化粧品カテゴリーは、メインターゲットとなる中高年層に加え、20 ~ 30代の若年層が予防目的で利用するケースが増えている点も市場拡大を牽引している。チャネル別では、プレステージブランドに加え、セルフブランドも参入したことでドラッグストアの伸長が目立ったほか、品目別ではスポットケアを中心に、オールインワンゲルを含むモイスチャーも続々投入されている。同社は2020年の市場について、18年比2.1倍の410億円になると見込んでいる。今特集では、関連企業6社(日本コルマー、東洋ビューティ、ホシケミカルズ、東洋新薬、サティス製薬、日進化学)を取材した。