2022年04月11日発行 8~12ページ掲載
大手流通業の21年度の業績は巣ごもり需要の反動があったものの、引き続き、食品が堅調に推移したことに加え、前年との比較で衣料品・テナントが回復した。その反面、三密回避で圧縮した広告宣伝費が例年並みの水準に戻り、GMSは増収減益基調だったものの、外食・サービス、デベロッパーなどグループ企業の業績回復で連結では増益を確保した模様だ。GMSは引き続き、衣料品・住関連の活性化が課題となっている。カジュアル衣料、ホームファッション等の専門店にパイを奪われてきたが、改めて衣食住フルラインの総合性と品揃えの豊富さを活かした強みを発揮することが求められる。今特集では、大手流通業4社(イトーヨーカ堂、平和堂、フジ、イオンリテール)を取材した。
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