【週刊粧業】2023年上期オーラルケアの最新動向
世界各国で取り組みが進むSDGs推進に対し、日本国内では大手を中心にサプライチェーンを巻き込む形で本格化してきている。コロナ禍の環境変化を変革期と捉え、SDGsを基本軸にした新たな取り組み事例も増えている。直近では、化粧品・日用品業界としてサステナブルな社会実現に向け、一般社団法人バンクフォースマイルズ(山田メユミ代表理事、2021年11月設立)が、シングルマザーなど経済的困難下にある女性の支援を目的に、化粧品・日用品メーカーが持つ余剰在庫品を詰め合わせ、支援団体などを通じて無償提供する「コスメバンクプロジェクト」を立ち上げ、2022年3月より本格始動している。このプロジェクトには今後も協力企業が増える形で、業界に大きなうねりを作っていくことになるだろう。メーカー5社(ユニ・チャーム、ボタニカルファクトリー、R.B.G、 BCLカンパニー、オーガニックマザーライフ)を取材した。