週刊粧業マーケット

2022年11月21日発行 11ページ掲載

【週刊粧業】クロモンコスメティック、スッポンコラーゲン化粧品の魅力を再発信

クロモンコスメティックは、近畿大学薬学部、静岡県立焼津水産高校との産学連携で開発した高純度スッポンコラーゲン「ロングレングスコラーゲン」を配合したスキンケアブランド「スペリオルワン」を展開しており、2013年に保湿ジェル（ジェルエッセンス）を発売してから間もなく10年を迎えようとしている。同社のスッポンコラーゲンは、焼津水産高校の生徒たちが抗生物質を一切使わずに2年間、手塩にかけて育てたスッポンから、近畿大学薬学部の抽出・精製技術によって作られている。現在、ジェルエッセンス、ローション、クリーム、洗顔石けんの4品をラインナップし、髙島屋大阪店をはじめ関西圏の薬局・薬店で取り扱いがあり、ECでも販売している。同社は、大阪黒門市場の魚河岸で鮮魚卸を営む新魚栄の関連会社。大阪黒門市場といえば、インバウンド需要期に賑わいをみせたエリアで、当時は店先に並べたスペリオルワンを一緒に土産用に購入していく外国人客も多かったという。コロナ禍のインバウンド消失でその反動を受けたが、新魚栄の3代目社長でクロモンコスメティック代表でもある網干貴之氏は、「日本の愛用者によって支えられてきたブランドなので、今後も妥協せず、いい商品を作り続けていきたい」と話す。現在、メンズ用の開発も進めているという。