本紙では3年前(2014年)にも同様の調査を行っている。その時の結果と比べると今回はデフレが進んだ感がある。
化粧水などの基礎スキンケアに比べブランドスイッチがされやすいと言われている洗浄系カテゴリーについて、「洗顔料」では、約3割の女性が「いつも同じブランドを使う」(29.6%)ことがわかった。
メークアップに関する調査結果を見ると、前回最多となった「つけない」(16.3%)が8.5P下がり、代わりに「口紅のみ使用」が前回(21.6%)より5.6P増え首位に立った。
フレグランスの使用状況について尋ねたところ、「職場で香水は使いにくい」(44.4%)と回答した女性は、2014年の前回調査から11.4P増となり、実に半数近い女性が職場での使用に抵抗を感じている様子が浮き彫りとなった。
美容雑誌やムックを購入しているか尋ねたところ、「買わない」が85.7%で、前回調査(81.6%)よりも約4P増加した。
20~30代を対象とした今回の調査では利用しない人が7割を超え、専門店と若年層のタッチポイントが不足していることを感じさせる結果となった。
カウンセリングを通じた接客に対して、消費者の半数は「商品を買わなければいけないというプレッシャーを感じる」(49.0%)と回答している。
エステティックサロンの利用実態は、「定期的に通っている」が2014年の調査時から1P増の8.5%と、わずかに増加した。
作り手と新しいユーザーの出会いを創出するうえでサンプルが担っている重要性は色褪せていない。
最も多かった意見は「言葉だけで大した違いはないと思う」(109人、26.5%)と懐疑の目線だった。
通販化粧品の利用については、「インターネットで購入している」(21.1%)が5.6P減少した一方、「試せないので利用しない」(40.5%)が7.7P増加し、前回(2014年)調査で僅差だった利用者と非利用者との差が、倍近くまで広がる結果となった。
今回の調査では、「価格動向」「スキンケア」「メークアップ」「日用品・その他」「購入・使用実態」「通販化粧品」「化粧品売場の利用頻度」「カウンセリング」「サロン」「本音」「キャッチコピー・イメージ」など様々な観点で質問を繰り広げております。
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